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VMware認定試験 VCP-DCV の合格体験記。受験/学習方法

2025/03/05に公開

はじめに

本記事では、「VMware Certified Professional - Data Center Virtualization 2024(VMware vSphere 8.x Professional)」 (通称:VCP-DCV) 試験について、筆者の合格体験を基に、受験方法、学習方法等を紹介します。

VCP-DVCとは

VCP-DCV とは、「VMware Certified Professional - Data Center Virtualization」の略称であり、VMwareによる仮想環境のうち、主にデータセンター仮想化やサーバ仮想化に関するスキルが求められる、ベンダー資格です。
詳細はベンダー公式ページの Exum Guide をご参照ください。

申し込み方法

[ベンダー公式ページ]から申し込みが可能です。
※申し込みにはBroadcomアカウントが必要です。

アカウントをお持ちでない方は

[ベンダー公式ページ]の画面右上の[Support Portal]を展開し、[Register]から事前にユーザ登録しておきましょう。

https://jp.broadcom.com/support/education/vmware/certification/vcp-dcv

「Certification Path if you hold no VCP certifications」(認定パス)を見ると、STEP1,STEP2,STEP3の記載がありますが、STEP1とSTEP2はRecommended(推奨)のため、資格取得するために必須ではありません。

「STEP 3 : (Required) Pass the qualifying exam」を展開し、「Schedule Exam」から進むとログインが求められるため、自身のアカウントでログインします。
すると、自分のCertMetricsという画面にログインできますので、「Schedule your exam」のリンクから画面に沿って進めることで試験予約が可能です。

試験はピアソンにて受験可能なので、最寄りのピアソンテストセンターやオンライン受験が可能です。
もちろん日本語での受験も可能です。

試験の概要

  • 試験コード: 2V0-21.23
  • 試験時間 : 135分
  • 問題数 : 70問
  • 合格点 : 300 (500点満点)
  • 受験料 : 250 USドル

試験は単一または複数選択式で、全70問あります。
6割以上正解で合格となります。

個人的に気になったポイントとして、複数選択問題の正解のパターンが、「選択した複数の作業を一連で実施することで正解」であり、「選択した複数のどれをやっても正解」ではない。というパターンが多かった。

学習方法

まず、VMwareに関する基礎的な知識や経験はある程度あったほうがいいと思います。
筆者は業務でvSphere環境の構築や障害対応の経験がそこそこありました。
経験がない人もハンズオンや動画視聴等で実際の画面を触ったり、アーキテクチャをある程度理解できていたほうが、学習の理解度も早まります。

そのうえで、基本的には過去問をひたすら解きました。

過去問は英語サイトに公開されている場合が多いです。
「試験コード(2V0-21.23等) exam」みたいな感じで検索エンジンで検索すると過去の問題が公開されている英語サイト(有名どころではexamtopics等)がいくつも出てくるので、それらの内容を翻訳してリストアップし、ひたすら解く。の繰り返しをしました。

サイトによっては途中から有料になったりするので、資金に余裕があれば購入してもいいですし、無料で公開されている別のサイトがないか探したりしながら、問題をリストアップしました。

ただ、無料公開ということもあり、問題の中にはサイトで提示されている回答が合っているか怪しい問題があったり、examtopicsでも意見が分かれている問題もいくつかあったため、そういった問題についてはベンダーのマニュアルで正解を確認しながら解き進めていく必要があります。

また、上記でご紹介したベンダー公式ページの Exum Guide にも練習問題や試験範囲が載っているため、そちらも一読しておいたほうがいいと思います。

それらすべて合わせて、筆者の場合、全部で110問程度の問題がリストアップできていました。

試験問題

試験問題のほとんどは上記でリストアップした問題と同じでした。
翻訳の問題で全く同じ表記ではありませんでしたが、内容的には95%ぐらいは同じ問題でした。2問だけ見たことない問題がありましたが、他の問題の応用のような問題だったので、他の問題が理解できていれば問題ないと思います。

まとめ

ご紹介した学習方法にて学習した結果、筆者は475点で合格できました。
リストアップした問題の中に、正解がどちらともとれるような微妙な問題が数問あったため、そこが違っていたか、初見の問題を間違えたかのどちらかかと思いますが、それ以外は概ね正解できたと思います。

今回はVCP-DCVを取得しましたが、VMwareの他の認定(NV等)も同じ要領で学習可能な気がします。

ぜひこの機会にVDP-DVCの取得を狙ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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