🔰
【UE5】State Aliasを解説してみた
State Aliasってなに?
アニメーションBPのAnimGraphで、複雑になりがちな遷移関係を簡略化するために使う。

ThirdPersonTemplateのABP_Manny > AnimGraph > Main States内
State Alias自体にはアニメーションの再生といった機能はなく、ただの中継役として存在する。
開発環境
- Windows11
- UE5.4.4
どう見たらよいのか

例えば上画像の部分だけを見たとき、To FallingからJump or Fall Loopに遷移することは理解できると思うが、じゃあTo Fallingにはどうやって行くのか?
その答えはTo Fallingをクリックしたら出る詳細パネルに書いてある。

State Aliasカテゴリには配置してある全てのStateの名前が表示されており、それぞれbool値が設定されている。
LocomotionとLandがtrueになっていると思うが、つまり「To FallingにはLocomotionとLandから遷移できるよ」と表している。
To Landも同様に見ると、「JumpとFall LoopからTo Landに遷移できるよ」と表していることがわかる。

State Aliasありなし比較
State Aliasを使う理由は遷移関係を簡略化するためなので、別に使わなくてもいい。
左がState Alias使わないver、右がState Alias使うver。
同じ色のところに同じ遷移条件が入っている。

このように、同じ条件式を書くんだったらまとめれそうじゃね?ってことでState Aliasが爆誕したのではと思う。
どうでもいいけどハブアンドスポーク方式に似てるよね。
まとめ
「俺、アニメーションBP理解出来たら結婚するんだ、UEと」
次はコンジットだな。
参考文献
Discussion