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会社を退職して無職になるときの手続き
今回退職するにあたり雇用保険・健康保険・国民年金の手続きを済ませたので、その内容をまとめました。
まとめ
知っておくべきこと
- 雇用保険 (申請は任意) - 手続きはハローワーク
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基本手当 (失業保険)
- 無職期間に給付されるお金。受給開始日は申請日に依存。申請が遅れると受け取れる日数が減ることも。
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就職促進給付 (再就職手当など)
- 就職が決まったときのお祝い金みたいなやつ。
- 具体的な手続きの流れ
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基本手当 (失業保険)
- 国民健康保険 (義務) - 手続きは市区役所
- 会社で加入していた健康保険組合に入り続けることも可能。保険料・付加サービスでどちらにするか決めると良い。
- 国民健康保険料の軽減措置
- 加入手続きが遅れると病院の費用が一時100%負担になるが、後に加入した際に払い戻してもらえる。
- 年金 (義務) - 手続きは市区役所
- 手続きが遅れても2年以内であれば追納できる。
手続きの流れ
詳細
いろいろな書類
退職する際にはいろいろな書類を受け取る必要があります。
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会社発行
- 離職票(退職後10~14日後郵送)- 公文書で、失業保険の受給申請で使います。会社がハローワークとやりとりする必要があるため、時間がかかります。
- (optional) 退職日がわかる書類(退職証明書など)- 国民年金の申請で使えます (離職票など他の書類でも大丈夫です)。
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健康保険組合発行
- 健康保険資格喪失証明書 - 国民健康保険の加入に必要です。
これらの書類をもとに、失業保険の受給申請・国民健康保険への加入・国民年金への加入ができます。
雇用保険(失業保険の受給)
失業保険の給付開始日は受給申請をした日を基準に決められるので、一番最初に済ませたいのがこの手続きです。非自発的失業者は申請の7日後から給付金がもらえる計算になります。
下記のページが一番詳しいです。
ざっくり、手続きは以下のとおりです。
- 会社が「雇用保険被保険者離職票(離職票)」を発行します。発行の目安は退職後10~14日です。
- ハローワークに行き、失業保険の受給申請をします。離職票が届いていない人も、退職後12日経てば仮申請ができます。その場合は後で離職票を提出してください。
持ち物: 離職票・マイナンバーカード
- 指定された日にハローワークで「雇用保険受給者初回説明会」に参加し、1時間かけて制度の概要を教わります。「雇用保険受給資格者証」を受け取ることができます。
- 4週間毎にハローワークに行き、基本手当の受給に必要な要件を満たしているかを確認します。
「面倒な手続きはしたくない」という人もいるかもしれませんが、就職促進給付の存在は結構無視できません。早めに就職が決まれば、それなりの額の給付金が受け取れます(条件によりますが、100万円をこえることもあります)。
「雇用保険受給資格者証」は、健康保険の手続きで使うこともあります。
健康保険
任意継続 or 国民健康保険
まず2つの選択肢があるので、どちらかを選ぶ必要があります。どちらも医者にかかるときの費用は同じですが、会社の健康保険によっては付加サービスがあったりします(例: いい健康診断が受けられる・保養所が使える・健康保険組合と契約した寿司屋で安く食べられる)。ただ、その分保険料も違います。
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退職前に入っていた健康保険を任意継続する
任意継続の場合は今までの会社負担分も自分で支払うことになるため、保険料は基本的に在職時の健康保険料の2倍です(詳細: 健康保険法 第四十七条)。 -
国民健康保険に切り替える
国民健康保険の保険料は自治体によって少し違います。自治体のページで確認してください。(例: 渋谷区)- (非自発的失業者の場合のみ)非自発的失業者の場合国民健康保険料が軽減されます。具体的には前年度の給与所得が70%少なかったものとして国民健康保険料が計算されます。
(参考: 倒産などで職を失った失業者に対する国民健康保険料(税)の軽減措置)
- (非自発的失業者の場合のみ)非自発的失業者の場合国民健康保険料が軽減されます。具体的には前年度の給与所得が70%少なかったものとして国民健康保険料が計算されます。
国民健康保険に切り替える手続き
私は今回国民健康保険に加入することにしましたので、その手続きについて説明します。
- 健康保険組合が「健康保険資格喪失証明書」を発行します。私の場合、退職後3日目に郵送で届きました。
- 役所の国民健康保険の窓口で、国民健康保険の加入の手続きをします。手続きは数分で終わり、健康保険証を受け取りました。
持ち物: 健康保険資格喪失証明書・マイナンバー確認書類
- (非自発的失業者の場合のみ)役所の国民健康保険の窓口で、国民健康保険料の軽減届を提出します。
持ち物: 雇用保険受給資格者証(ハローワークで発行されるもの)・国民健康保険証・マイナンバー確認書類
年金(厚生年金→国民年金)
めちゃくちゃ簡単です。
- 会社から退職日がわかる証明書を発行してもらいます。離職票(公文書)でも退職証明書(私文書)でも構わないようです。
- 役所の国民年金の窓口で、国民年金の加入手続きをします。
持ち物: 退職日がわかる証明書・基礎年金番号のわかる書類・本人確認書類
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