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大西配列・6ppng 配列を超える日本語特化型のツナ恋配列を作った
Oxey's playground に日本語を加えたものと SteveP's Keyboard Analyzer をいじくり回していたら、大西配列や 6ppng 配列を上回る性能のキーボード配列ができた。名付けて「ツナ恋配列(Tunakoi layout)」である。
ツナ恋配列
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細かい子音の調整はまだできるかもしれないが、ホームポジションの特徴的な部分を内から外へと読んで「tuna」と「koi」であるから、その組み合わせでツナ恋配列と呼ぶことにする。
特徴
- 3 × 10 型のキーボード配列
- 日本語特化型
- 大西配列、6ppng 配列を SteveP's KLA のスコアで日本語と英語ともに上回る。
- 左右に母音が別れている。これによって、左右交替打鍵を重視するオリジナルの KLA のスコアはそれほど高くない。しかし、子音を人差し指多く負担させることによって、母音と「n」の自由度を上げることに成功している。
- QWERTY 配列の ZXCV 保存などは考慮されていない。
大西の日本語データと Yu の英語データを使った Ergonomic レイアウトにおける SteveP's KLA でのスコアを主要な配列と比較すると以下のようになった。
配列 | 日本語 | 英語 | 平均 |
---|---|---|---|
6ppng | 72.56 | 44.34 | 58.45 |
大西 | 70.54 | 52.10 | 61.32 |
Cuyz | 67.44 | 58.51 | 62.975 |
Concordia+ | 58.17 | 61.30 | 59.735 |
ツナ恋 | 74.84 | 52.56 | 63.70 |
このことから、ツナ恋配列は 6ppng 配列と大西配列を日本語・英語で上回り、Cuyz 配列と Concordia+ 配列を日英平均スコアで上回る配列であることがわかる。計算すると分かるが、patorjk の KLA のスコアは 6ppng 配列や大西配列を下回る。しかし、これは左右交替打鍵による得点の差が大きいと考えられ、あまり参考にならないと考える。よって、母音が左右に分割されているタイプの配列と比較する際は SteveP's KLA のスコアの方が信頼できると考える。この点から、日本語の配列としてツナ恋配列は 6ppng 配列や大西配列よりもおすすめできる。日本語と英語、半々で入力する人にとっても、Cuyz 配列の性能を上回るから、採用する一考の価値があるだろう。
追加編集記録
2023-09-24: ツナ恋の英語の数値が間違っていたのを修正。図も間違ったデータに基づいていたので修正。
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