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aoeu / ni 系配列の探索

2023/09/30に公開

サーモン配列(より狭義の種としてこれからはサケ配列と呼ぶことにする)は我ながら、良いアイデア(「aoeu」と「i」を左右で分離させる点)だと思っていたが、英語圏の配列を調べると同様のアイデアは ISRT や Boo で 2021 年頃に試みられていた。それを踏まえながら数日間あれこれと考えて、いくつかの配列が作成できたので公開する。名前をいちいち考えているときりがないので、魚の生物種の名前を付けていくことにする。

サケ (Oncorhynchus keta)
q l u g j f d h y v
a o e t p b s r n i
x . ; m c z w k , /
カラフトシシャモ (Mallotus villosus)
q . u w z b d h y /
a o e s c k t r n i
x , ; m f p g l v j
シシャモ (Spirinchus lanceolatus)
q . u g v b d l y x
a o e t w k s r i n
/ , ; m z j p h c f
イトウ (Parahucho perryi)
q , u w j b g h r y
a o e t f d s k n i
/ . ; p v z c m l x
サクラマス (Oncorhynchus masou)
q , u d j b g k r y
a o e t w f s h n i
/ . ; p v z c m l x

サケとカラフトシシャモは yn 列系、シシャモとイトウとサクラマスは yi 列系で、イトウとサクラマスはさらに rnl 列を持つ。サケの良いところは yn 列を持つところだったのだが、rnl 列を重視するなら y は必然的に i 列に移動することになる。その結果がイトウとサクラマスである。カラフトシシャモは低 SFB 率を重視して作成した。

大西の英語と日本語(じ=「ji」と「zi」)の文章による Ergonomic レイアウトにおける StevenP's KLA のスコア(高いほど良い)と semi's genkey のスコア(低いほど良い)を算出した。

layout sp_en sp_ja_j sp_ja_z gk_en gk_ja_j gk_ja_z
サケ 68.91 72.81 73.03 66.87 55.54 53.46
カラフトシシャモ 72.09 64.76 66.72 46.71 83.76 66.96
シシャモ 71.36 67.74 67.97 42.92 53.90 51.96
イトウ 68.32 71.15 70.91 44.04 49.38 51.46
サクラマス 69.87 69.44 69.66 46.11 56.62 56.12

日本語スコアは良い方を取って図示すると次のようになった。

どれが良いとは一概に言えない結果となった。この5つの中で選ぶとすれば、SP のスコアを重視し、日本語型ならサケ (O. keta)、英語型ならカラフトシシャモ (M. villosus)、日英バランス型で SP と genkey の両方を信じるならサクラマス (O. masou)、genkey のスコアを重視し、日本語型ならイトウ (P. perryi)、英語型ならシシャモ (S. lancheolatus) という感じだろうか。

aoeu / ni 系配列はまだ探索できると思うがこれまでのところの結果は以上である。

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