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【PoC 用】Access アプリケーション(HTTP Self-hosted)の作成
Access アプリケーション(HTTP Self-hosted)の作成は下記の要領で行います。
基本的な構成で、その効果と価値を把握します。
事前準備
取りかかる前に、下記の材料を揃えます。
ゾーン・IdP・cloudflared
- Cloudflare にゾーンを用意(例:
example.com
) - 認証連携する IdP との接続
- プライベートネットワークと Cloudflare のコネクタ
cloudflared
のインストールと開通
決め事
内容 | 例 |
---|---|
公開ホスト名 | www.example.com |
cloudflared が接続する HTTP アプリケーション URLスキーム://ホスト名_or_IPアドレス:ポート
|
https://192.0.2.1:443 指定した URL に cloudflared が稼働するサーバーから実際に接続でき、かつ、期待した応答を得られることが必須条件 |
デザイン
アプリケーション( Self-hosted )の作成
設定の流れ(1分)
Access > Applications
Add an application
Self-hosted
Configure application
Application Configuration
設定項目 | 内容 |
---|---|
Application name | アプリケーションの識別名 |
Application domain Subdomain | サブドメイン(www など、公開する名前) |
Application domain Domain | ドメイン(登録ずみのゾーンからプルダウンで選択) |
Identity providers
設定項目 | 内容 |
---|---|
Identity providers |
One-time PIN を外し、登録済み IdP だけを選択 |
> Next
Add policies
Policy name
設定項目 | 内容 |
---|---|
Policy name | ポリシーの識別名 |
Configure rules
設定項目 | 内容 |
---|---|
Configure rules |
Include で Login Method 登録済み IdP を選択 |
> Next
Setup
デフォルトのまま > Add application
完了
トンネルとアプリケーションの紐付け
Networks > Tunnels
Tunnel Name をクリック
トンネルが Healthy
なこと
Edit
Public Hostname > Add a public hostname
Public hostname(Subdomain, Domain)および Service(Type, URL)
公開ホスト名と cloudflared の接続先 HTTP アプリケーション
完了
うまくいけば
Access ログイン画面が表示
IdP にて認証
アプリケーションに接続
認証に問題がないのに接続ができなければ cloudflared かその先が問題の可能性があります。
ヘッダーやボディの書き換え
内部ホスト名と公開ホスト名が異なるケースでは、その不整合でアプリケーションが期待通りに動かないことがあります。アプリケーション側で公開ホスト名に対応するのが望ましいですが、難しい場合、Cloudflare のプロキシーで変換の対応が可能です。
Rules(ダッシュボード)や Workers 、Snippets を用途によって選択できます。
対象 | Workers Snippets(2024年10月時点 Beta) |
Rules |
---|---|---|
ヘッダー | o Headers |
o リクエストヘッダーの書き換え レスポンスヘッダーの書き換え |
ボディ | o HTMLRewriter サンプル Snippet 使用例 |
x |
たとえば、内部ホスト名で設定した Wordpress を Access で公開ホストにした際は下記のような項目を Workers でリライトしていました。
方向 | 対象 | 内容 |
---|---|---|
リクエスト | ヘッダー | referer |
レスポンス | ヘッダー | location, link, x-pingback |
レスポンス | ボディ | content-type:text/* の場合 |
以上になります。
お困りことやご要望、応用的な機能については PoC 担当者までご相談下さい。
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