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WindowsインスタンスのAMIを作成するときの注意点(sysprep)

2025/02/13に公開

背景

WindowsのAMIを作成し、そのAMIからインスタンスを起動(リストア)しました。
が、フリートマネージャを使用して接続する際に、こんなエラーが・・・・

「暗号化された管理者パスワードの取得中にエラーが発生しました。」

原因

WindowsのAMIを作成する場合、事前にsysprepをしておかないと、キーペアを使用したフリートマネージャ接続はできないらしい。

ところでsysprepとは?

Sysprep とは、Windows のマスターイメージを作成する際に使用するツールを指します。
Windows には、SID (Security IDentifier) という固有の識別番号が割り振られており、SIDを残したままディスクイメージをほかのPCに展開させると、不具合が起こる可能性があります。
このとき、Sysprep によってSIDの情報を削除し、ほかのPCにディスクイメージを展開できる状態にする「一般化」を行うことで、安全にディスクイメージを展開できます。

対応

方法1:sysprep実施する

  • EC2にログイン後、スタートメニューから、「EC2Launch settings」を選択する。
  • 「Administrator password setting」の選択で「Random(retieve from console)」が選択されていることを確認する。
  • 「Shutdown_with_Sysprep」をクリックする。
  • Sysprepの実行が完了後、EC2はシャットダウンされます。

方法2:キーペアではなくリストア元のEC2のパスワードを使用してログインする

  • キーペアを使用せず、リストア元のパスワードを使用してログイン可能です。

参考:

https://tracl.cloud/archives/engineerblog/ec2_windowsserver2022_ami

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