Open2022/11/21にコメント追加1微分・積分math微分おやかた2022/11/23に更新 微分の定義 実数関数f(x)f(x)f(x)について微分可能であるを定義すると 関数f(x)がx=aで微分可能である⇔deff′(a):=limx→af(x)−f(a)x−aが存在する関数f(x)がx=aで微分可能である\xLeftrightarrow{def} f'(a) \vcentcolon =\lim_{x \to a} \frac{f(x)-f(a)}{x-a} が存在する関数f(x)がx=aで微分可能であるdeff′(a):=x→alimx−af(x)−f(a)が存在する となる この時、f′(a)f'(a)f′(a)はx=ax = ax=aにおけるf(x)f(x)f(x)の微分係数という 例その1 関数f(x)=x2のa=1における微分係数f′(a) 関数f(x) = x^2 のa = 1における微分係数f'(a) 関数f(x)=x2のa=1における微分係数f′(a) f′(a)=limx→1x2−1x−1=limx→1(x−1)(x+1)x−1=limx→1(x+1)=2 f'(a) = \lim_{x \to 1} \frac{x^2-1}{x-1} = \lim_{x \to 1} \frac{(x-1)(x+1)}{x-1} = \lim_{x \to 1} (x+1) = 2 f′(a)=x→1limx−1x2−1=x→1limx−1(x−1)(x+1)=x→1lim(x+1)=2 f′(a)が存在するのでf(x)はx=1で微分可能である f'(a)が存在するのでf(x)はx=1で微分可能である f′(a)が存在するのでf(x)はx=1で微分可能である 例その2 関数f(x)=∣x∣のa=0における微分係数f′(a) 関数f(x) = |x|のa=0における微分係数f'(a) 関数f(x)=∣x∣のa=0における微分係数f′(a) f′(a)=limx→0∣x∣−∣0∣x−0=limx→0∣x∣x f'(a) = \lim_{x \to 0} \frac{|x|-|0|}{x-0} = \lim_{x \to 0} \frac{|x|}{x} f′(a)=x→0limx−0∣x∣−∣0∣=x→0limx∣x∣ この時、右側極限と左側極限を考えるこの時、右側極限と左側極限を考えるこの時、右側極限と左側極限を考える (i)右側極限の場合 limx→+0∣x∣x=1 \lim_{x \to +0} \frac{|x|}{x} = 1 x→+0limx∣x∣=1 (ii)左側極限の場合 limx→−0∣x∣x=−1 \lim_{x \to -0} \frac{|x|}{x} = -1 x→−0limx∣x∣=−1 よってf′(a)f'(a)f′(a)は一意に定まらないのでf(x)f(x)f(x)はx=0x=0x=0で微分可能でない 作成者以外のコメントは許可されていません
おやかた2022/11/23に更新 微分の定義 実数関数f(x)f(x)f(x)について微分可能であるを定義すると 関数f(x)がx=aで微分可能である⇔deff′(a):=limx→af(x)−f(a)x−aが存在する関数f(x)がx=aで微分可能である\xLeftrightarrow{def} f'(a) \vcentcolon =\lim_{x \to a} \frac{f(x)-f(a)}{x-a} が存在する関数f(x)がx=aで微分可能であるdeff′(a):=x→alimx−af(x)−f(a)が存在する となる この時、f′(a)f'(a)f′(a)はx=ax = ax=aにおけるf(x)f(x)f(x)の微分係数という 例その1 関数f(x)=x2のa=1における微分係数f′(a) 関数f(x) = x^2 のa = 1における微分係数f'(a) 関数f(x)=x2のa=1における微分係数f′(a) f′(a)=limx→1x2−1x−1=limx→1(x−1)(x+1)x−1=limx→1(x+1)=2 f'(a) = \lim_{x \to 1} \frac{x^2-1}{x-1} = \lim_{x \to 1} \frac{(x-1)(x+1)}{x-1} = \lim_{x \to 1} (x+1) = 2 f′(a)=x→1limx−1x2−1=x→1limx−1(x−1)(x+1)=x→1lim(x+1)=2 f′(a)が存在するのでf(x)はx=1で微分可能である f'(a)が存在するのでf(x)はx=1で微分可能である f′(a)が存在するのでf(x)はx=1で微分可能である 例その2 関数f(x)=∣x∣のa=0における微分係数f′(a) 関数f(x) = |x|のa=0における微分係数f'(a) 関数f(x)=∣x∣のa=0における微分係数f′(a) f′(a)=limx→0∣x∣−∣0∣x−0=limx→0∣x∣x f'(a) = \lim_{x \to 0} \frac{|x|-|0|}{x-0} = \lim_{x \to 0} \frac{|x|}{x} f′(a)=x→0limx−0∣x∣−∣0∣=x→0limx∣x∣ この時、右側極限と左側極限を考えるこの時、右側極限と左側極限を考えるこの時、右側極限と左側極限を考える (i)右側極限の場合 limx→+0∣x∣x=1 \lim_{x \to +0} \frac{|x|}{x} = 1 x→+0limx∣x∣=1 (ii)左側極限の場合 limx→−0∣x∣x=−1 \lim_{x \to -0} \frac{|x|}{x} = -1 x→−0limx∣x∣=−1 よってf′(a)f'(a)f′(a)は一意に定まらないのでf(x)f(x)f(x)はx=0x=0x=0で微分可能でない