料金体系が変わった Cursor から Windsurf へ乗り換え
はじめに
この記事では、AIエディター「Cursor」の料金体系変更に伴い、代替となる「Windsurf」への乗り換えについて解説します。
この記事を読むことで、Cursorの新しい料金プランの問題点、Windsurfの料金体系のメリット、両エディターの機能比較、そして具体的な移行手順について理解できます。
対象読者
- CursorのTeamsプランを利用していて、料金体系の変更に困っている方
- AIエディターのコストパフォーマンスを重視する方
- CursorからWindsurfへの移行を検討している方
環境
- OS: Windows / macOS / Linux(いずれも対応)
- Cursor: Pro / Teams プラン
- Windsurf: 最新バージョン
Cursorの料金改定:回数制限から月額上限へ
当初Cursorは、高速プレミアムリクエスト500回/月 という分かりやすい制限でした。それが2025年6月にProプランに変更が入りました。
この変更により $20/月 までのモデル利用という形に大きく変わりました。
私はTeamsプランを契約していたため、この時点では影響を受けませんでした。しかし、ついにTeamsプランにも変更が適用されました。
プラン紹介ページの変化
ちなみに $20/月 について、Cursorのプランを紹介するページには明記されていません。かつては 月に500回の高速プレミアムリクエスト と書かれていたのに、現在はその記載がなくなっています。ユーザーからすると不親切に感じられるかもしれません。
以前のCursorプラン紹介ページ

現在のCursorプラン紹介ページ

Windsurfへの乗り換え
Cursorと同じVSCodeフォークのAIエディターにWindsurfがあります。こちらは プロンプトクレジット500回/月 という分かりやすい制限で、さらにSWE-1モデルが0クレジットで利用可能です。
ということでWindsurfへ乗り換えてみました。
料金比較
Proプラン、TeamsプランいずれもWindsurfのほうがお得です。
| プラン | Windsurf | Cursor |
|---|---|---|
| Pro | $15/月 | $20/月 |
| Teams | $30/月 | $40/月 |
Windsurfへの引き継ぎ
Windsurf初回起動時にCursorから設定を引き継ぐことができます。

CursorとWindsurfの機能比較
Planモードの違い
Cursorには明示的なPlanモードがありますが、Windsurfには現在ありません。過去のWindsurfには明示的なPlanモードがありましたが、デフォルトでPlanモードが有効になったことで、明示的に計画を立てさせて実行するということができなくなりました。複雑なタスクでは自動でPlanモードのような振る舞いをするようです。
ブラウザ操作機能の違い
Cursorにはエディター内蔵のブラウザ操作機能があり、エディター内でブラウザを操作して調査できます。Windsurfには内蔵ブラウザがないので、Chrome DevTools MCPなどを使う形になります。
用語の違い
CursorはAgentなど比較的わかりやすい言葉を使いますが、WindsurfにはCascadeという独特の名前がついています。
MCPの導入方法の違い
Cursorは一部のMCPを https://cursor.com/ja/docs/context/mcp/directory から導入できますが、Windsurfはエディター内からMCP Marketplaceを開き、インストールボタンをクリックするだけでシームレスにMCPを導入できます。これは大きなメリットです。
Windsurfでやっておくと良い設定
プライバシーモードの有効化
コードをWindsurfに学習されないようにしたい場合は、以下のプロフィールページから Disable Telemetry を有効にしておきましょう。
Cascadeの自動実行設定
Windsurf Settings → Cascade → Auto Execution で以下のいずれかに設定します。
| 設定値 | 説明 |
|---|---|
| Auto | コマンドの自動実行をモデルに判断させる |
| Turbo | すべてのコマンドを自動実行 |
処理終了後の通知音
Windsurf Settings → Cascade → Enable Sounds for Cascade (Beta) をオンにすると、Cascadeが処理を完了したときにピロリロリンと音で知らせてくれます。
CursorのRuleやSlashコマンドをWindsurfに移行する
Cascadeのパネル上にあるメモ帳のようなアイコンをクリックします。

Ruleの移行
Rulesのタブから追加できます。Cursorからのインポート機能も用意されています。

Slashコマンドの移行
Workflowsのタブから追加できます。

Windsurf固有の便利機能:DeepWiki
Windsurfに乗り換えて、特に便利だと感じたのがDeepWikiです。これはCognition社のDevinで培われた技術をWindsurfに実装したもので、コードベースの理解を劇的に加速してくれます。
DeepWikiとは
DeepWikiは、コード内のシンボル(関数、変数、クラスなど)に対してAIが生成した詳細なドキュメントを表示する機能です。
従来のIDEのホバー機能では、型情報やシグネチャなど基本的な情報しか表示されませんでした。DeepWikiはそれを大幅に拡張し、その関数が「何をするのか」「どう使うのか」「どんな文脈で使われているのか」まで説明してくれます。
使い方
- コード内の調べたいシンボル(関数名、変数名、クラス名など)にカーソルを合わせる
-
Cmd + Shift + Click(macOS)またはCtrl + Shift + Click(Windows/Linux)でクリック - サイドパネルにDeepWikiの説明が表示される
DeepWikiが表示する情報
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 機能の概要 | その関数・クラスが何をするものか |
| パラメータの説明 | 各引数の意味と期待される値 |
| 戻り値の説明 | 返される値とその型 |
| 使用例 | 実際のコードでの使い方 |
| 関連する関数・クラス | 一緒に使われることが多いもの |
Cascadeとの連携
DeepWikiパネルの右上にある ⋮ ボタンから「Add to Cascade」を選択すると、表示中の説明をCascadeに @-mention として送信できます。これにより、DeepWikiで得た知識をベースにCascadeと会話を続けることができます。
実際に使ってみた感想
DeepWikiは特に以下のような場面で威力を発揮します。
- 新しいプロジェクトへの参加時: 見慣れないコードベースでも、関数をクリックするだけで理解が進む
- 外部ライブラリの利用時: 公式ドキュメントを別タブで開く手間が省ける
- レガシーコードのメンテナンス時: ドキュメントが整備されていないコードでも、AIが文脈から説明を生成してくれる
まとめ
Cursorの料金体系変更により、従来の 高速プレミアムリクエスト500回/月 から $20/月 の上限制に変わり、AIエディターとしての利用に制限がかかるようになりました。特にTeamsプランユーザーにとっては、生産性に大きな影響を与える変更です。
料金面でのメリットを重視するならWindsurfへの乗り換えは十分検討に値します。Cursorの新料金で生産性が落ちると感じているなら、Windsurfは非常にオススメです。
乗り換えを検討すべき人
- 月$20の上限をすぐに使い切ってしまう人
- コスパを重視する人
- DeepWikiでコード理解を加速させたい人
- 新しいプロジェクトやチームへのオンボーディングを効率化したい人
Cursorに残るべき人
- 明示的なPlanモードを活用している人
- 内蔵ブラウザ機能を頻繁に使う人
- $20/月で十分な使用量の人
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