$20分使い切ったのにまだ使える…?Cursor Free Usageをサポート回答で解明
はじめに
Cursorの料金体系が変更され、ダッシュボードに新しく Free Usage という列が表示されるようになりました。この記事では、この謎めいた Free Usage が一体何なのか、どのような仕組みで提供されているのかを解説します。

月額$20分のAPIリクエストを使い切った後に Free Usage の値が増えていくのを見て困惑し、公式ドキュメントを探しても情報が見つからなかったため、Cursorのサポートに直接問い合わせました。その回答を基に、情報共有したいと思います。
Free Usage とは何か
Free Usage とは、月間の使用量上限(プランに含まれる使用量)に達した後、自動的に付与される追加の無料使用枠のことです。
つまり、有料プランの使用量を使い切ってしまっても、すぐに使えなくなるわけではなく、システムが自動的に無料の追加枠を提供してくれる仕組みとのことです。
Free Usage の主な特徴
1. 完全に無料
追加料金は一切かかりません。プランの使用量を超えた後も、作業を継続できるように配慮された仕組みです。
2. 使用量は変動する
固定量ではありません。 システムの利用可能性や使用パターンによって、付与される量は変動します。つまり、「今月は$100分のFree Usageがもらえる」といった固定の保証はないということです。
3. 自動的に付与される
プランの使用量を使い切った後、システムが自動的に付与します。特別な申請や設定は必要ありません。
4. 幅広い適用範囲
標準モデルとプレミアムモデルの両方に適用されます。どちらのモデルを使っていても、Free Usageの恩恵を受けることができます。
5. リアルタイムで動的に決定
システムがリアルタイムで需要やキャパシティに基づいて、どれだけのFree Usageを提供できるかを判断します。サーバーの余裕がある時は多く、混雑している時は少なくなる可能性があります。
Free Usage を使い切った後は?
Free Usageも使い切ってしまった場合は、On-Demand Usage(オンデマンド使用量) を有効にする必要があります。これは従量課金制の有料使用となるため、追加料金が発生します。
Free Usage の目的
Cursorのサポートによると、Free Usageの目的は以下の通りです:
プランに含まれる使用量の代替ではなく、ワークフローの中断を最小限に抑え、作業の継続性を確保することが目的です。
つまり、「使用量を使い切った後の緩衝材」 のような役割を果たしています。突然使えなくなるような事態を避け、スムーズに作業を継続できるようにするための配慮のようです。
まとめ
Free Usageは、Cursorが提供する嬉しいサービスの一つです。月間の使用量を超えてしまっても、システムの余裕がある限り無料で追加使用を許可してくれます。
ただし、以下の点には注意が必要です:
- 付与される量は保証されていない(変動する)
- あくまで「緩衝材」であり、メインの使用量として計算に入れるべきではない
- Free Usageも使い切ると有料のOn-Demand Usageに移行する
この仕組みを理解しておけば、月末に使用量が足りなくなりそうな時も、ある程度安心して作業をすることはできそうです。
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