実はFF14はMac版を販売していて、M2 Pro Mac miniぐらいあれば普通に快適に遊べる
先日開発マシンとしてM2 ProのMac miniを購入した。普段プライベートはRTX3050Ti LaptopのWindowsでゲームをしているのだが、ふと
という興味が湧いた。
ちょうど6/19までMac版コンプリートパック(約10年分のコンテンツ、新生/蒼天/紅蓮/漆黒/暁月編のセット)が60%OFFの2,552円で売っていたので試験してみた。
具体的なfpsについて
UWQHD(3440x1440)の仮想フルスクリーンで確認
Mac mini(2023) M2 Proチップ 10コアCPU、16コアGPU、16コアNeural Engine搭載、32GBユニファイドメモリ
Mac版で最も性能が求められるグラフィック設定はMaximum(Mac)、逆に最も低負荷なのはStandard(Mac)という設定名になっている。(これらプリセットに頼らずカスタマイズも可能)
グラフィック設定プリセット=Maximum(Mac) => 約37fps
グラフィック設定プリセット=Standard(Mac) => 約49fps
グラフィック設定プリセット=Standard(Mac)+オブジェクト表示数=少なめ => 約76fps
fps(フレームレート)が比較的重要(とはいえシューティングジャンルとは比べるべくもないが)な戦闘コンテンツ、例えば4人ダンジョンや高難易度コンテンツである8人レイドだと街中よりもオブジェクト数が少ないのでMaximum(Mac)設定でも余裕だろう。
試しに入ったダンジョン内での計測だとMaximum(Mac)でも60fpsを越えていた。
ROG Flow X13(2021) AMD Ryzen 9 5900HS、RTX3050Ti Laptop、メモリ16GB
ROG Flow X13は小型軽量さ、テント形態でのサブディスプレイ運用のしやすさを最重要視しての選択で、RTX3000シリーズの中でも最も性能の低いRTX3500のしかもデスクトップ版ではなくラップトップ版というローエンドのGPUになっている。(切羽詰まったらXG Mobileという外付けGPUボックスを買ってつければいいと)
グラフィック設定プリセット=最高品質 => 約9fps
グラフィック設定プリセット=標準品質(ノートPC) => 約24fps
9fpsは実用不能レベル。24fpsは実用可能。
どちらが快適だったか
普段X13では標準品質(ノートPC)からさらに品質を落としたカスタム設定で利用しているがあまり不便を感じる事はない。のだがこの二つの比較だとMac miniのMaximum(Mac)設定の方が格段に映像品質は向上しfpsもなめらかだった。そして一番良かったのはMac miniの方はFF14を起動していてもほとんど動作音が気にならなかった事だ。
ラップトップだと静音性の確保が難しいのでフェアな比較でもないのだが快適さという点ではこの静音性が個人的には一番のアドバンテージだと感じた。私にはできないがWin(RTX)vs Macの文脈で比較するなら価格帯を揃えてRTX4070Ti SUPERあたりのデスクトップ機を用意して比較するべきではある。
こういう時代もあったのでMac版の存在を忘れていたが、今回Mac版で一通りダンジョンやクエストをプレイした感じ2024年においてはMac版FF14は普通に快適に遊べると感じた。ゲーム目的でマシンを買うという事なら素直にWindowsマシンをおすすめするが、手元にMacしかないという人でFF14に興味があればMac版をやってみるのもいいだろう。
黄金のレガシーについて
2024/6/28から開始される新拡張(黄金のレガシー)については、これまでよりも要求マシンスペックの引き上げが行われMac版の推奨は下記になる
Mac mini (M2 Pro, 2023)以上
MacBook Pro (14-inch, 2023)以上
また前述のコンプリートパックは黄金の一つ前の暁月までしか含まれていないため、黄金のプレイには別途購入が必要になる。
なお費用の面で言うとパッケージ料金とは別に1408円程度の月額料金が必要になる。(コンプリートパックには30日分の月額料金が付属している)
業務用FF14
これで話が終わるとZennに怒られそうなので仕事の話をする。MinecraftがSlackやMS Teamよりも優れたチャットツールである事は広く知られていると思う。
Minecraftとの比較だとFF14はクラウドのみという部分が弱みになるが、FF14ではゲーム内ゲームとして麻雀がプレイ可能になっている。国内に限っていえば麻雀はチームビルディングの重要な要素になっている事があるため、そういった組織ではMinecraftではなくFF14を導入すると良いだろう。
なお高難易度コンテンツ(零式・絶など)は本当に高難易度で練習時間が膨大になるため、チームビルディングに採用するとメンバーの向き不向きによっては単なるブラック部活になってしまうので注意が必要だ。
また法人ライセンスはないためその点も留意が必要だろう。
Mac版FF14で遭遇したトラブル
ランチャーでのアップデートダウンロード中にMacがスリープに入るとアップデートが失敗しフリーズする
アップデートの途中からの再開は可能
ホットバーのControl+Nに割り当てたスキルを使おうとしてControlを2回連続で押すと「音声入力を有効にしますか」ダイアログが表示される
下記設定で無効化可能
入力メソッドが日本語の時に、ホットバーのControl+3に割り当てたスキルよりもMac側の顔文字表示ショートカットが優先されスキルを発動できない
下記設定で無効化可能
なお日本語設定の場合は"顔文字を表示"
ログインに使うランチャーのウインドウ上部をクリックするとウインドウ上部がマウスカーソルに接着されてログイン操作不能になる
ランチャー再起動。あとウインドウ上部をクリックするな
チャット欄への日本語入力の瞬間にごく稀にプチフリーズする
プチフリーズして困るタイミングで日本語で文字入力をするな。Discordで通話しろ
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