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iOSDC2024体験記

2024/08/26に公開

概要

iOSDC初参加の私がオフラインでiOSDCに参加した体験を共有します。
技術的な観点は少ないです。iOSDCのここが良かった、面白かったなどの感想を述べていきます。

※iOSDC2024についての話です。来年(2025)以降や過去のiOSDCには当てはまらない点がある可能性があります。

iOSDCについて

iOSDCはAppleの提供するiOSに関する技術トークの場です。エンジニアが自らの知見や研鑽を発表、共有します。日本最高レベルのiOSエンジニアがキャッチアップしている最先端の知識から、エンジニアリングを通して得た学びや問題解決など幅広い話を聴くことができます。
トークの他にもイベントのスポンサー企業がブースを開いたり、iOSDCの運営委員会が参加者に楽しんでもらえるような企画が催されるなどお祭りのような雰囲気でした。

期間

8/22(木) ~ 8/24(土)

会場

早稲田大学理工学部西早稲田キャンパス+ニコニコ生放送

参加方法について

forteeというイベントの情報がまとめられたサービスでチケットが購入できます
オンラインとオフラインのどちらでも参加可能で、オンラインの場合はドワンゴさんのニコニコ動画で登壇をリアルタイム視聴できます。
また23歳以下の場合はおトクな値段でチケットを購入できます。
学生の私にはとてもありがたかった。

余談ですが、fortee(ふぉるて)らしいです。初見でわかる人ゼロ説を提唱しています。

iOSDC2024 HPのURL: https://fortee.jp/iosdc-japan-2024

体験記

私がイベントに参加した所感を時系列を追いながら話していきます。

day0(初日)

イベントの初日は開始時間が夕方のため、名古屋在住の私は当日に新幹線で会場に向かいました。
地下鉄やJR線など会場へのアクセスが豊富な点がとても助かったです。

カンファレンスの醍醐味ブース巡り

入場してオープニングイベントが始まるまでの間、私はスポンサー企業のブース巡りをしました。就活に備えて企業の方とお話しできる貴重な機会を活用すべく突撃を繰り返しました。

またiOSDC には企業ブースを回るスタンプラリーがあるのですが、スタンプをもらう流れでそのまま会社のサービスについて尋ねるなど会話のきっかけになりました。とてもありがたい企画でした。

トークについて

iOSDCでは複数の部屋に分かれてそれぞれの会場で発表が行われます。部屋ごとで入れる人数が決まっており、ある時間帯ではトークが一つの部屋のみで行われたために会場が満員になって入れない事態も起こりました。目当てのトークがある場合は余裕を持って入室するのが良いでしょう。

Swiftコードバトル

Swiftコードバトルとは、与えられたお題をSwiftで実装して競い合う催しです(競技プログラミングのようなお題が出されていました)。勝ち負けは実装する文字数で判断して、より簡潔な実装をした方が勝者となります。実行時間は評価されないため、とにかく少ない、コンパクトなプログラムを書くことが求められます。

ちなみに準優勝者のkntkさんは大学の先輩です。
粛々と問題を解いて勝ち進む姿に感銘と感動を覚えました。特に準決勝戦にて一発で巻き返したのがアツかったです。

day1

初日とは異なり朝からイベントが始まりました。そのため行われるトークの数と時間も増えて頭がパンクする1日でした。

朝ドーナツ

イベントの2日目と3日目は朝にドーナツが配られます。数量限定で、今年は開場後20分~30分程度で全てなくなってしまいました。早く入場することへのちょっとしたご褒美ですね!


画像は友達の、でんのこ(@SD_study_)からもらいました

レギュラートークの内容は高度

iOSDCのメインイベントといっても良いのが数多のスピーカーによる発表です。その内容は多岐に渡りますが、共通して深く掘り下げられていると感じました。発生した問題の原因を追及したり、Swiftの仕様に対して何故そうなっているのかを突き詰めたりするなど普段触れている機能の裏側が語られているという印象を持ちました。

また初日でもレギュラートークはありますが、トークの数と時間は2日目以降の方が圧倒的に多いため2日目からがiOSDCの本番であるという印象を持ちました。

今まで触れたことのない知識が満載

トークイベントの内容は多様であるため、普段から触れている言語仕様であったり聞いたことのない技術に関する話を聴くことができます。今まで触れたことのない技術について知ることで自身の視野を広げるチャンスに繋げることができます。またあまり知られていなかったり専門性の高かったりする内容については(自分が聞いた限りでは)補足が加えられたため、全くわからないというケースはあまりなかったです。

お菓子とコーヒー

iOSDCではお菓子とコーヒーをいつでももらうことができます。2日目と3日目は一日中トークが行われるので頭も疲れてきます。
そんな時に役立つのがお菓子とコーヒーです。糖分とカフェインを摂取して脳を活性化させましょう!

ルーキーズLT大会

iOSDCに初登壇するスピーカーが登壇するセッションです。レギュラートークと比べて速いテンポでトークのサイクルを回します。
時間の制約が強いが故に話の内容が絞られるため、集中して視聴しやすいセッションでした。
面白く個性豊かなトークばかりであっという間に時間が過ぎていきました。

day2

いよいよイベント最終日です!

ニコニコ生放送を柔軟に利用

私は都合により午前中に会場へ向かうことができませんでした。ですがオフラインでの参加であってもニコニコでセッションを見ることが可能であるため午前はリモートで参加しました。
また満席のために部屋に入ることができないケースでもオンラインで視聴できるため、必要に応じて利用できると良いと感じました。

※ニコニコ生放送の視聴には案内メールにあるパスワードが必要です

最後を彩るLT大会

最終日である3日目のトリを務めるイベントがLT大会です。2日目のルーキーズLTとは異なりこれまでカンファレンスに登壇してきた熟練者たちによるLTが繰り広げられます。
レギュラートークは厳かな雰囲気で進みましたが、LTは楽しく盛り上がれるような進行でした。イベントの疲れが吹き飛ぶような面白おかしい、けれどタメになったとうなされるようなこれまでの発表とは別ベクトルでレベルの高い話を聴くことができました。

イベントのあとは参加者で交流会

LT大会、クロージングを経てiOSDCは閉幕しました [1]、最後の最後に立食しながらの参加者間での交流会が始まりました。iOSDCの感想を語り合ったり普段していることを尋ねたりしました。
私個人としてはカンファレンスの現地参加の意義の半分はエンジニア同士の交流にあると思うので、人脈を広げたり楽しくおしゃべりできるのが良いと思います。

総括と謝辞

ここまで読んでくださりありがとうございます!
iOSDCは学びを得たり交流を広げたりできて、そして何より楽しいイベントでした。イベント自体も大きな問題もなく進行していて非常に満足度が高く充実してイベントに臨むことができました。

この場を借りてiOSDC運営委員会、スポンサー企業様、登壇したスピーカーの皆様、お話させていただいた方々に感謝を申し上げます。

またお名前を出す許可を出していただいたkntkさん、記事のための画像をくれたでんのこもありがとうございました!

これからも私のエンジニアリングを磨いていきますので、どこかでお会いできるのを楽しみにしております

脚注
  1. 帰って記事を書くまでがiOSDCです! ~iOSDC運営委員長の言葉より~ ↩︎

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