【RN Update 2023年7月】Expo v49がリリース 他
はじめに
こんにちは!
犬専用の音楽アプリ オトとりっぷでエンジニアしています、足立です。
この記事では、今月のReact Nativeに関連するニュースを紹介します。
目次
- ライブラリ情報
- 【Expo】 v49がリリース
- 【React Native Lottie】 v6がリリース
- React Native関連情報
- React NativeのDynamic importsのサポート
ライブラリ情報
【Expo】 v49がリリース
Expo v49がリリースされました!
主なアップデートは以下のとおりです。
- デバッガーのアップデート
- Expo Router v2のリリース
- EAS関連のアップデート
デバッガーのアップデートでは、ネットワーク経由のデバッグが可能になりました。これによりExpo Goで実行されたアプリケーションのデバッグをChromeなどのdebuggerで実施することができます。
また、VS Codeからアプリのコードを直接デバッグするためのExpo Tools Extensionが追加されました。
Expo Router V2は以前発表があったとおり、ファイルベースルーティングや非同期読み込みなどが搭載されました。
これにより、Webでもモバイルのような利用感をユーザーにもたらすことが可能になりました。
React Native for WebによるWebアプリを実装する際に検討すべき重要なライブラリになりました。
他にもEAS関連のアップデートも実施されています。
オトとりっぷではExpoをベアワークフローでの利用ですので、詳細は割愛します。
次回のExpoアップデートではExpoのv47とv48がサポート対象外になります。
早めの対応が必要そうですね。
【React Native Lottie】 v6がリリース
JSONベースのアニメーションファイル形式であるLottieをReact Native上で動かすためのライブラリがメジャーバージョンアップしました。
このアップデートでは、NewArchへの対応とandroid-lottie, lottie-iosというネイティブライブラリの更新が含まれます。
これまでReact Native Lottieを導入するためには個別にlottie-iosのインストールが必要があり、このライブラリバージョン差を我々開発者側が埋めていましたが、v6ではReact Native Lottie内の依存関係に含まれるのでこの対応が不要なります。
アップデートの際には、自分たちで依存関係に含めていたlottie-ios
を削除してから実施してください。
React Native関連情報
React NativeのDynamic importsのサポート
React Native v72と最新のMetroへの変更によりDynamic importsが利用可能になるそうです。
この機能はExpo Router v2のために開発されたものらしく、以下の記事ではReact Native Storybookのライブラリ製作者が転用検討していることを述べています。
現在React Native Storybookでは動的なファイル読み込みがサポートされておらず、ファイルインポートを手動で行うか別の3rdライブラリを利用するかのいずれかの対応が必要です。
このDynamic importsはそれらの煩わしさから開発者を解放してくれる可能性があります。
楽しみに待ちたいと思います。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
もし犬専用の音楽アプリに興味を持っていただけたら、ぜひダウンロードしてみてください!
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