AWS Blogs で振り返る2024年 Front-End Web & Mobile アップデート
はじめに
こんにちは!
「愛犬との毎日を楽しく便利にするアプリ オトとりっぷ」でエンジニアしています、足立です!
この記事は、AWS Blogs を眺めながら 2024 年の Front-End Web & Mobile 分野、特に AWS Amplify に関連する アップデートを振り返る内容となっています。
主要トピックス
こちらにカテゴリ毎の主要トピックスをまとめています。
- Amplify Gen2
- Amplify Hosting
- AppSync
この中から、個人的に印象深かったBlogを振り返っていこうと思います。
振り返り
AWS Amplify Gen 2 の一般提供開始
今年は、5月にAWS Amplify ローンチウィークがありました。
その中で目玉と言える最も注目だったのが、AWS Amplify Gen 2 の一般提供開始です。
以前からプレビュー版として提供されていた機能がGAされ、いよいよAmplify 第二世代の幕開けという内容でした。プレビューの時から追っていた私にとってはワクワクでした。
そもそもGen2とは?という方は手前味噌ですが、こちらの記事を書いております。
ローンチウェーク中には他のGen2の機能に関する発表もありましたね。
個人的には、SQLデータベースとの接続が容易に実現できる機能に驚きました。気になって、「裏側どうなってるんだ?」と調べて記事化してますので、そちらも宜しければどうぞ。AmplifyでSQL? をどうやって解決してくれているのか
Amplify AI Kit の発表
AWS re:Invent 2024周辺でのFront-End Web & Mobile 分野1番の目玉は、Amplify AI Kit の発表でしたね! AI Kitは、Amplifyと Amazon Bedrockの連携を容易に実現できるツール群で、簡単にLLMアプリケーションを作成できるようになりました。
LLMアプリを簡単に、と思った場合 Generative AI Use Cases JP (略称:GenU) という選択肢がありますが、GenUよりもっとシンプルな選択肢と言ったところです。
どうやって使うの?という疑問に対して、AWS Blogsでもレシピブックが紹介されています。
- Building RAG-based applications with AWS Amplify AI Kit and Neon Postgres
- Creating a Generative AI Travel Assistant App with Amazon Bedrock and AWS Amplify
AI KitはAmplify UIとして、フロントエンドのコンポーネントも提供されており、非常にシンプルに実装可能です。その挙動はまるで黒魔術のようですが、バックエンドからフロントエンドまで実装はOSSですので、どうやって実現しているのかを覗き見ることが可能です。
toolsを利用した拡張を最大限活用しているということで、今後の拡張性に夢が膨らみますね。
Amplify Hosting の CDN キャッシュ改善
Amplify HostingのCloudFront周りのアップデートも多数ありました。Amplify Hosting の CDN キャッシュ改善のアップデートでは、静的アセットの最適なキャッシュ戦略を選択できるようになりました。
ベンチマークではAmplify 公式ドキュメントページの例を示し、静的アセットのキャッシュヒット率が劇的に改善したことを報告しています。
(公式ブログより転載)
また、追加のアップデートとして、CloudFront ヘッダーを転送するようになりました。これにより、user-agent
やユーザー地理情報を取得することができるようになり、SSRした場合のカスタマイズ性が向上します。
番外編
WAF統合、待ってます!
Web Application Firewall IntegrationというIssue上で「12月中に」というメッセージもありますので、期待してます!
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
見返すと、稲田さんをはじめとする AWS の SA さんのブログ日本語化は本当にありがたく、毎度楽しみに読ませていただいております。
もし愛犬との毎日を楽しく便利にするアプリに興味を持っていただけたら、ぜひダウンロードしてみてください!
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