傍観者でいることをやめようと思う、という話
はじめに
こんにちは!
犬専用の音楽アプリ オトとりっぷでエンジニアしています、足立です!
この記事は、コミュニティやOSSの活動にもっと積極になっていくぞ!
、という年末っぽいポエミーな所信表明になっています。それでも構わないという方はお付き合いいただけたら幸いです。また技術的な内容はほとんど含みませんので、ご了承ください。
傍観者でいることをやめようと思う、という話
私は、ずっと傍観者でした。
Stack Overflowに流れている情報を収集して、誰かが立ててくれたIssueを眺めて、マージされたPull Requestに喜んで。
ただ、それももう終わりにしようと思います。そんな所信表明です。
そもそも、
私は、ずっと製造業のエンジニア(ITではない)です。
この記事を目にされている方はITエンジニアが多いと思うので文化の違いについて触れておきますと、製造業は自社ノウハウの公開に決して積極的ではありません。「ITだって秘匿ノウハウがいっぱいあるじゃないか」と思われるかもしれませんが、その比率が全く違うのだと理解してもらえたらと思います。もちろん製造業の中でも分野業種によると思いますが。そのような中、もちろん私も情報を秘匿することを良しとする文化で育ちました。
社内新規事業として全くの別分野に挑戦するとなった時、IT分野は多くの書籍、多くのネット記事、多くの備忘録に恵まれており、ど素人の私でもアプリケーションを構築することが可能な環境でした。一方でオフラインの勉強会はコロナ禍で鳴りをひそめ、私はITエンジニアの知り合いを作る機会を完全に見失いました。
情報秘匿を良しとする文化
とエンジニの知り合い欠如
、気づけば私は傍観者になっていました。
Amplify Japan User Groupでの出会い
そんな中私は、Amplifyコミュニティの渦の中に飛び込みました。
AWS Amplifyは、他の人より多くの時間を費やしたと自負している対象だったので、そのユーザーグループ活動に参加してみたかったんです。
ユーザーグループメンバーは、今まで傍観者だった私にとって刺激的で、熱量を感じました。
熱量を感じた1番の理由は、AWS Amplifyへの貢献度の高さです。
AWS AmplifyはOSSとしてさまざまなライブラリが公開されていますが、ユーザーグループにはそのコントリビュータが多く在籍しています。「ないから作る」「困ったから修正した」そういう発言がポンポン飛び出す方々と話していると、自分の熱量のなさを痛感しフツフツと湧いてくるものがありました。
熱量が大事で、使っていること、問題を抱えていることをちゃんと報告しなければと思うようになりました。フリーライドしないという当たり前のことなのかもしれませんが、気がつくのに時間がかかってしまいました。
そして、
Amplify JS V6への機能リクエストIssueを初めて作成しました。
「なんだ、たったそんなことかよ」そう思われたかもしれません。
しかし私にとっては大きな一歩なんです。
今までだったら、同じ問題を抱えている人が現れるまでバージョンアップは保留にしてたと思います。今回はちゃんとコードを読み込んで、修正案を考えるところまでやってみました。たとえ機能リクエストがリジェクトされたとしても、「Japanに使ってる奴がいるぞ!」って思ってもらえただけでも成果です。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
外に出始めて約1年経ち、一人でグダグダやっていた時期からは想像もできないほどエンジニアの知り合いが増えました。ひとえにコミュニティ活動のおかげです。本当にありがとうございます。
今後も色々な場所に顔を出していきますので、見かけた時はそっとお声がけいただけると幸いです。
もし犬専用の音楽アプリに興味を持っていただけたら、ぜひダウンロードしてみてください!
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