enPiT UCDワークショップに参加
はじめに
enPiTが主催するUCDワークショップに2日間参加しました。今回の講義は、大阪芸術大学のアートサイエンス学科で教鞭をとる准教授である大塚あゆみ氏によって行われました。
参加者は大塚あゆみ氏を除いて教員 6名、TA 3名、公立はこだて未来大学の学生 24名、神奈川工科大の学生 4名です。
このワークショップのテーマ・目標は以下の通りとなっています。
ビジネスシステムやサービスを設計する上で上位概念となる人間中心のデザインの考え方とその設計方法を短期集中の講義及び演習により学ぶ。
0日目
まずはワークショップの事前課題として「自分が心地良いと思う瞬間を考えて、ノートなど(見せられるもの)に10個書いてくる」が提示されていたので自分が思う心地よい瞬間を考えてみました。
- すっきりした寝起きのとき
- 好きな音楽を聴いているとき
- 疲れたときの入浴
- ランニング中、終わり
- 自転車で坂を下るとき
- バイト終わりにベッドへのダイブ
- おいしいご飯を食べているとき
- 厚いところから涼しいところに行ったとき
- 何も考えずにぼーっとしているとき
- 美容室でシャンプーをしてもらっているとき
以上の10個が自分が思う心地よい瞬間です。
また、講義の資料が事前に配布されており流れをつかんでおこうと思い読んでみました。読んだ感想としては自分が苦手とすることばかりだと思ってしまいました。そんなこんなで不安感を持ちながら1日目に突入します。
1日目
グループ分け
参加者が6グループに分けらた。それぞれ、A~Fグループと名付けられ私はFグループに配属された。私のグループには公立はこだて未来大学の学生 2名(もともと3名だったが欠席だったため)、神奈川工科大の学生 2名と構成された。
ガイダンス(UCD、サービスデザイン講義)
絵の練習
文字だけでは自分の中にある考えを他人に共有することが難しいためスケッチをして考えをアウトプットすることが大事である。また、プロダクトなどを開発する際、現場の様子などをスケッチすることで見るだけでは気づけなかったことを観察することできる。そういうわけで最低限のスケッチの仕方を教わった。
まずは顔の向きの練習をした。
次に様々な表情の練習をした。これは顔だけではどういう感情かわからないものもあったためエフェクトをつけ、よりわかりやすくした。
次に全身を書く練習をした。自分は左下のしゃがむ人のバランスをとるのが難しくうまく書けなかった。
次は様々な人を書く練習をした。
最後に様々な図形を描く練習をした。これを練習することで現場にある者を簡単に書くことができる。(時計、水筒など)
お昼
お昼の時間となったためグループごと昼食をとった。私たちのグループは高橋屋[1]というラーメン屋で昼食をとることにした。昼食中は神奈川のことを聞いたり函館の観光するべきところを教えたりと楽しく食事をした。
アイデアだし
この講義の最後に「約20年後の未来で使いたい製品・サービス」を発表するため、それに対するアイディアを出し合った。
アイディアを出し合ったあと、自分はこのアイディアの中でどこにいたいかを付箋を貼った。
次にグループメンバーのだれか一人をターゲットユーザとして「ユーザの課題」や、「そのユーザに必要なプロダクトやサービス」などのアイディアを出し合った。この段階でプロのデザイナーは100個以上案を出すときき少しゾッとした。
最後に出し合った案を実際のプロダクトへと落とし込んでそれぞれスケッチブックに書き起こした。
グループ同士の評価
自分たちのグループ以外のアイディアを見て回った。ここでほんとにグループごとにバラバラで想像もできないようなアイディアが出されているグループもあったためとても面白かった。
アイディアのブラッシュアップ
他グループからの評価をもとに発表するサービスを決定し、そのアイディアをブラッシュアップした。ここで工芸室の中だけで作業をしており頭が凝り固まっていたため、気分転換でグループで浜辺に向かった。施設が近づいてくる案が興味深いと思ったため私たちのグループはそのアイディアを取り上げることにした。
ここで1日目が終了した。
2日目
ジオラマ作成
最後の発表に向けて1日目に取り上げたアイディアのジオラマ作成に取り掛かった。このジオラマ作成では小学校の図工を思い出し、楽しみながら作成をすることができた。以下が作成したジオラマである。
スライド作成
発表に向けて20年後の未来像やジオラマの写真を撮りセリフをつけたりし、スライドを作成した。
発表
あみだくじで発表順をきめ私たちのグループは一番目となった。発表後の質疑応答では「動いている建物の中にいる人に健康被害はないのか」、「UberEatsなど既存のサービスでも賄えそうだがどのような違いがあるのか」などの予想していなかった意見や質問をされさらに深く考えることができた。
まとめ
今回はUCDワークショップに参加させていただきました。これまでデザイン系のワークショップへ参加したことがなく不安感とワクワク感がありました。しかし、参加してみると雰囲気がよく、グループのみんなも暖かくとても楽しみながら参加することができました。
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