ついに日本でも利用可能に!Googleが開発した文章生成AIをGoogleドキュメントやGmailで使う方法
「Duet AI for Google Workspace」がついに日本でも利用可能になりました。今回はその導入方法と使い方を具体的にご紹介します。
※6月現在、英語のみで利用可能です。
「Duet AI for Google Workspace」って何?
引用:Duet AI for Google Workspace を発表
「Duet AI for Google Workspace」は、Googleドキュメントや、Gmail、GoogleスプレッドシートなどのGoogleが提供するアプリに搭載されるAIのことです。
このAIを使うことで、各アプリでドキュメント作成、データ分析、プロジェクト管理などの作業を効率化してくれます。
具体的には、これらの機能を活用することで以下のような作業が可能になります。
- Gmailでは、メールの下書き作成、返信の作成、要約及び優先順位付けを助けます。
- ドキュメントでは、ブレインストーミングを助け、校正作業を行い、文章作成や改稿を支援します。
- スプレッドシートでは、自動補完、数式生成、文脈に応じた分類により、元のデータから洞察や分析へとつなげます。
- Meetでは、新しい背景を生成し、会議のメモ作成を助けます。
- Chatでは、作業の進行を促進するワークフローを実現します。
「Duet AI for Google Workspace」の始め方
「Duet AI for Google Workspace」は現在、テストユーザーのみ利用可能です。
そのため、利用を開始するには「Workspace Labs」に登録する必要があります。
具体的な利用手順は以下のリンクを参考にしてください。
「Duet AI for Google Workspace」の使い方
ここからは、「Duet AI for Google Workspace」の使い方をGoogleドキュメントを例に解説していきます。
①「Help me write」をクリック
左側の「Help me write (Labs) 」をクリックすると、「Duet AI」が起動します
②プロンプトを入力
ウィンドウが開くので、やってほしい作業のプロンプトを入力します。(現在は、英語のみ利用可能なのです。)
③生成されたテキストの確認&修正
必要があれば、生成された文章について「再作成」や、「Refine」から以下のような文章の加工を支持できます。
- Formalize: 文章をフォーマルにする
- Shorten:文章を短くする
- Elaborate: 文章をさらに詳しくする
- Rephrase: 文章を言い換える
④ドキュメントに反映
最後に、「Insert」を押すことで、生成された文章がドキュメントに反映されます。
「Duet AI for Google Workspace」の活用方法
これからは、私が実際に使ってみた感想や、どう活用できそうかを試した結果について説明します。
記事の作成
今回、私はGoogleドキュメントを用いて「生成AI」というテーマで3000文字の記事を作成しました。
タイトルや見出しを含めて作成するように指示した結果、一見するとすぐに使えそうな見た目に仕上がりました。
内容については、そのまま使うのは少し難しいかもしれませんが、この文章を基に人間が修正や追加を行うことで、ライティング作業の効率が大幅に向上しそうですね!
議事録のテンプレートの作成
次は議事録のテンプレートを作成してもらいました。
少し手直しすればすぐ使えそうなテンプレートを使えそうですね!
生成AIは、それらしいものを作り出すのが得意なので、このようなテンプレート作成においては、その真価を発揮しそうです。
文章のサマライズ
既に作成した文章に対しても、AIに指示を出すことができます。
今回は、先ほど作成した記事を300文字にまとめてもらいます。
実務的には、例えば日報や報告書をとりあえず文字数とか文章構成とかを考えずに文章を書いてから、AIにお願いすることで短く分かりやすくまとめてもらうことで、効率化できそうです。
メールの下書きの作成
Gmailでも同じように文章を作成してもらうことができます。
今回は謝罪メールを作成しました。
英語なので少しわかりにくいですが、ほぼそのまま利用可能なメール文をAIが作成してくれました。
AIが日本語でどの程度の品質の文章を作成してくれるかは未だ不明ですが、ビジネスメールの文章作成をAIに全て任せられるならば、かなり便利ですね!
Googleスライドでの自動画像生成機能も順次リリース
引用:Duet AI for Google Workspace を発表
今回のリリースでは、GoogleドキュメントやGmailでの自動文章作成機能に加えて、GoogleスライドにもAIを活用した画像自動生成機能が新たに追加されました。
これにより、簡単なテキストを入力するだけで素早く画像を生成することが可能になります。
ただし、この新機能は段階的に解放されていくため、現時点では私自身はまだ利用することができていませんが、こちらも利用できるようになるとかなりの生産性の向上が見込まれそうです!
まとめ
今回はGoogleドキュメントやGmailでのAIによる自動文章生成機能と、Googleスライドでの自動画像生成機能のみがリリースされました!
今後はGoogleスプレッドシートでのAIによるデータ分析のサポートやAIを使ったお手軽なノーコードアプリ作成などもできるようになっていくようです
詳細については以下のページでまとめているので、気になる方はこちらも参考にしてみてください。
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