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OSS版Campfireと有償版Campfireの違いについて

に公開

先日のRails World 2025のDHHの基調講演にて、37signalsがこれまでOnceというプロダクト群の中で販売していたCampfireがOSSで公開されることが発表されました。

Rails World 2025の基調講演
https://youtu.be/gcwzWzC7gUA?si=nLXe2kYzD2JZ2AOH

OSS版
https://github.com/basecamp/once-campfire

Once版
https://once.com/campfire

OSS版と筆者がOnceで購入したCampfireでの違いを比較してみようと思います。

コードに大きな違いはない

OSS版には2025年の8月にマイグレーションファイルが更新されているので、ちょっとアップデートがあるように見えました。
ただし、そこまで大きな変更ではないのと、OSS版のREADMEに差分に関する言及がないことから、アプリケーションコード自体に大きな違いはないと推測されます。

アプリケーションの内容も改めて動かしてみましたが大きな変更はなさそうでした。

動かし方

OSS版はREADMEにもありますが、Dockerをインストールしたりが必要で、Dockerイメージのビルドも自前で行わなければなりません。

有償版の場合は、メールで届いたコマンドをコピペし、実行するだけで自動で必要なパッケージもインストールしますし、放っておいても完了するのでとても簡単です。
また、勝手にバックアップをしたり、更新があれば勝手に自動アップデートをしてくれたりもしてくれるので、有償版はチャットアプリケーションとして運用する際のメンテナンスコストが大きく下がります。

まとめ

まとめるとOSS版と有償版では、アプリケーションの動かし方が異なり、メンテナンスコストが有償版では下がります。

もう、Railsコードの教材目的の場合に買う意味はないと考えています。
筆者は教材目的で購入したので、まぁ1年くらい先取りでCampfireのコードを見れたのは財産だとは思うので、そこまで後悔していない、そこまでは。。。

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