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DeepSeek R1モデルをSSDに保存して使う方法

2025/02/09に公開

Ollama を使用して DeepSeek R1 モデルをローカル環境で使用する際に,パソコンのストレージ容量が不足していて,モデルを SSD に保存して使用する必要があったので,その方法を備忘録としてまとめました.

TD;LR

  1. SSD にモデルを保存するためのフォルダを作成
  2. モデルの情報を SSD に保存
  3. リンクを作成する

もう少し詳しく

1. SSD にモデルを保存するためのフォルダを作成

  • SSD に接続
  • モデルの保存先のフォルダを作成
    • 今回は,Ollama というフォルダを保存先として作成
    • MySSDの部分は自身の SSD の名前に置き換え
mkdir /Volumes/MySSD/Ollama

2. モデルの情報を SSD に保存

すでに,ollama pull でモデルをダウンロードしている場合は,~/.ollama/models にモデルが保存されている.(macOS の場合)
Linux, Windows を使用している場合は,下記のリンクを参考にしてください.
https://github.com/ollama/ollama/blob/main/docs/faq.md#where-are-models-stored
下記のコマンドを実行して,blobsmanifests フォルダを SSD に移動する.

mv ~/.ollama/models/blobs /Volumes/MySSD/Ollama/
mv ~/.ollama/models/manifests /Volumes/MySSD/Ollama/
Ollama のインストール,DeepSeek R1 モデルのダウンロード

Ollama のインストールは下記から!

Ollama を使用した DeepSeek R1 モデルのダウンロードは下記から!

DeepSeek R1 モデルサイズと推奨されるハードウェアのスペック
MODEL RAM NEEDED RECOMMENDED GPU
1.5B 4GB Integrated
7B 8–10GB NVIDIA GTX 1660
14B 16GB+ RTX 3060/3080
70B 40GB+ RTX 4090/A100

3. リンクを作成する

~/.ollama/models にリンクを作成する.
Ollama にモデルがどこに保存されているかを”教える”ために,リンクを作成する.
今回はblobsmanifests フォルダを SSD に保存したので,それぞれのリンクを作成する.

ln -s "/Volumes/MySSD/Ollama/blobs" ~/.ollama/models/blobs
ln -s "/Volumes/MySSD/Ollama/manifests" ~/.ollama/models/manifests

リンクが正しく作成されているかを確認する.

ls -l ~/.ollama/models

動作確認

ollama run deepseek-r1:7bを実行して動作していることが確認できたら,終了です!

最後に

今回私がローカル環境で DeepSeek R1 モデルを使用するきっかけとなったのは Cline で使用するためです.
興味がある人は下記の記事を参考にやってみてください!
https://apidog.com/blog/free-deepseek-r1-vscode-cline/

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