VolarのComponent Previewを触る
どうもoreoです。
今回はVS Code内でcomponentのプレビューが確認できるVolarのComponent Preview機能について書きます。
1 Volarとは?
VolarはVue.js公式のIDE/TSツールで、VS Codeなどに導入すると.vue
ファイルのシンタックスハイライトやインテリセンス補完など、さまざまな開発サポート機能を享受できます。
今回はComponent Preview機能について触ってみます。
2 サンプルPJの作成
Viteを使ってサンプルPJを作成します。
yarn create vite
上記コマンドを実行し、Project名、framework、variantを選択します。
続いて、cd
で作成したPJファイルに移動し、下記コマンドを実行すると、dev serverが立ち上がり、ブラウザ上で動作確認できます。
yarn install
yarn dev
簡単にPJが作成できますね。
3 Component Previewを触る
3-1 Component Previewのセットアップ
Volarのinstall
VS Codeの拡張機能からVolarをinstallします。Vetur(Vue2系用IDE/TSツール)を使用している場合、Volarとコンフリクトするのでそちらは無効にしておきます。
Viteでの設定
Vite側での設定をします。Component Previewを使用するには、vite-plugin-vue-component-previewプラグインを追加する必要があります。
yarn add -D vite-plugin-vue-component-preview
追加後、Viteの設定ファイルであるvite.config.ts
で、インストールしたプラグインをViteに読み込ませます。
import { defineConfig } from "vite";
import vue from "@vitejs/plugin-vue";
import Preview from "vite-plugin-vue-component-preview";
export default defineConfig({
plugins: [Preview(), vue()],
});
tsconfig.jsonの設定
続いて、tsconfig.jsonに下記設定を追加します。
{
"compilerOptions": {
"types": ["vite-plugin-vue-component-preview/client"]
}
}
Vueでプラグインを読み込む
最後に、src/main.ts
で下記のようにVueにPreviewer
プラグインを読み込ませます。
import { createApp } from "vue";
import "./style.css";
import App from "./App.vue";
import Previewer from "virtual:vue-component-preview";
const app = createApp(App);
app.use(Previewer);
app.mount("#app");
これで、Component Previewが使えるようになりました!!
3-2 Component Previewを触る
ここまでの設定で、VS Codeのエクスプローラー部分に「VUE COMPONENT PREVIEW」が出現するので、それを開きます。
「VUE COMPONENT PREVIEW」を開いた状態で、.vue
ファイルを開く(アクティブにする)とそのファイルのpreviewが表示されます!
「VUE COMPONENT PREVIEW」はドラック&ドロップで好きな部分に移動できます。
この状態で新たなコンポーネントを作成して、そのファイルを開くとコンポーネントのpreviewが即時で反映されます。ファイル変更時のHMRもサクサクと反映されます!
4 最後に
VS Code内でサクサクとComponet を確認できるのは便利ですね!
5 参考
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