組み込み系の研究開発職からWEB系のエンジニアに転生した話
組み込み系の研究開発職からWEB系のエンジニアになったので、誰かの参考になれば良いなと思い、少しずつ情報を追記していこうと思う。あと、自分の今後のキャリアを考えるきっかけになれば良いなと思ってる。
企業的には、総合電機メーカー→スタートアップ→外資系大手IT企業
技術的には、通信システムの研究開発(組み込み・FPGA/LSI・変復調/物理層/デジタル信号処理・アナログ・デジタル・RF回路設計等)→IoTサービス設計開発(エッジ側ハード・ソフト+バックエンド)→WEBサービス設計開発(バックエンドとフロントエンド・インフラも少々)
年齢的には、30代中盤
WEB系のエンジニアにどうしてもなりたくて、計画的に行動してなったわけではないので、どこまで人の参考になるか微妙なところ。
組み込み系の研究開発職してる時から、WEB系のエンジニアに対して憧れはあった。トレンドに乗って仕事してる感じが羨ましかった。
組み込み系の研究開発職から、直接WEB系のエンジニアになるには敷居高いなぁとは思ってたし、それなりに積み上げてきたスキルを棚卸しするのも悩ましかった。
結局のところ、なりたい気持ちはあって、それなりに決断して行動した気はするけど、成り行きに身を任せてた部分も多い。
どちらかというと、WEB系のエンジニアになりたいというよりも、
- アジャイル
- リーン
- スタートアップ
と言った、スピード感持ってモノを作っていく部分への渇望みたいなんがあった。
それを実践できるのが、WEB系のエンジニアなのかなと思う。
(組み込み系でもテスラとかモダンな会社なら実践可能なのかもだけど、選択肢が少なすぎる気がする)
作戦1
IoTをやってるスタートアップにハードウェア・エッジ側ソフトウェア設計開発メインで入った
いきなり、WEB系のエンジニアになるんじゃなくて、自分の経験を活かせる職種を経由した結果、WEB系のエンジニアになれた(なってしまった?)と思う。
強みを活かしつつ、近づく作戦。
作戦2
プロダクトの優先順位に乗じてバックエンドも実装しちゃう
プロダクトの優先順位的に、エッジ側の開発よりバックエンドの優先度が高いタイミングで、やりたいアピールしてバックエンド開発に参加しました。ある程度、勉強は必要ですし、チームの足を引っ張ってる感じはしましたが、助けてもらいながらなんとか貢献できるようになりました。実践で学べたのが非常によかったです。上司とかチームの雰囲気次第な感じはしますが。
やりたい気持ちとアピールと人を頼るの大事。
作戦3
基礎を学習しておく
組み込み系の研究開発職してる時、周辺技術の勉強として、Linuxの資格とかエンベデッドシステムスペシャリストとかネットワークスペシャリスト(落ちたけど)とかを受けたりしてました。
LinuxのコマンドとかOSI参照モデルとかRDBの仕組みとか、汎用的な知識が身に付いてWEB系の技術を勉強する際のアドバンテージになったなと思います。
基礎大事。
作戦4
技術以外の強みを磨いておく
技術力アピールのみだと、マッチングしてるかが見られがちな気がします(知らんけど)。
なので、マネージメント経験とか海外経験とかレアな経験しておくと、多少ずれた領域でも挑戦させてもらいやすくなると思います。
レアな経験できる機会があったら手を上げるよう心の準備しておくのと、手を上げた時に反対されないように真面目に仕事するのが大事なんやろなと思います。
作戦5
家族とよく話しておく
自分が十分できてたかあやしいところですが、家族と話しておくの大事だと思います。
急にキャリアを変えたいって言っても反対されがちなので、そこそこ長い時間かけて伝え続ける必要があると思います。
根回し大事。
作戦6
アウトプットしておく
当たり前だけど、アウトプットしないと評価もしてもらえない。
継続して勉強してるか、まともな文章を書けるか、実際に手を動かしてるかみたいなところをアピールできると良いのかなと思う。
ただ、仕事で経験するのと、プライベートで勉強するのとだと、インプットもアウトプットも量・質共に全然違うと思うので、アウトプット頼みは辛い気がする。
作戦7
サブ的な仕事で自分のやりたい技術に触れておく
組み込み系の研究開発職では、少し裁量があったので、IoTの技術開発も参加していた。
サブ的な仕事でも、「仕事で経験がある」という事実があると強いと思う。
作戦8
ドメイン知識を活かす
開発に携わってるプロダクトのドメイン知識は、その分野では当たり前のことが大きいけれど、割と重宝される(気がする)。
きちんと言語化できて、期待通りマッチングすればアピールしやすい。