小学生に学ぶアジャイル開発:ロボット教室イベントの気づき
はじめに
アジャイル開発は、変化に柔軟に対応しながら価値を届ける手法です。しかし、「理屈はわかるけど実行が難しい」と感じることはありませんか?
私自身、アジャイル開発を日々実践しつつ、社内外でその手法を教える活動を行っています。また、小学生の子どもが通うロボット教室での経験を通じて、ものづくりの楽しさや学びを深く実感しています。
この記事では、小学生向けロボット教室イベントでの経験から、アジャイル開発に通じる本質的なポイントを 3 つ共有します。🎯🔍🤝
イベント概要
このイベントでは、小学 2-4 年生がチームで「台上のボールを落とすロボット」を作成しました。課題は 2 回の短いスプリント形式で進行し、設計・実装・テストを繰り返すことで成果を競いました。評価基準は落としたボールの数のみで、子供たちは楽しみながら真剣に取り組んでいました。
この中で見られた「🎯 小さなゴールの設定」「🔍 顧客理解」「🤝 チーム協力」の 3 つの姿勢は、アジャイル開発に通じる貴重な学びとなりました。
小学生から学んだアジャイルの 3 つのポイント
1. 🎯 小さなゴールを設定し、早く試行錯誤する
子供たちは「すべてのボールを落とす」ではなく、「まず 1 つ落とす」という小さなゴールを設定していました。これにより早期に結果を確認し、次の改善へとつなげていました。
👉 アジャイル開発でも、小さな成果を積み重ねることで進行がスムーズになり、学びが増えます。
2. 🔍 顧客に質問し、現場で検証する
「モーターは追加していい?」「台にぶつかっても大丈夫?」と主催者に質問し、必要な高さを現場で目測する姿勢が顧客理解に直結していました。
👉 アジャイルの基本である「顧客とのコラボレーション」を実践的に体現していました。
3. 🤝 チーム全体を盛り上げる雰囲気
成功や失敗に関わらず、子供たちは「惜しい!」「すごい!」と声を掛け合い、アドバイスもし合っていました。この協力的な姿勢がチーム全体の成果を高めていました。
👉 アジャイル開発においても、良い雰囲気が創造性を高め、結果につながります。
まとめ
小学生たちの取り組みから学べるアジャイル開発の本質は次の 3 点です:
- 🎯 小さなゴールを設定し、早く試行錯誤する
- 🔍 顧客との対話と現場検証を重ねる
- 🤝 チームの雰囲気を大切にする
筆者自身、子供たちの自然なアジャイル思考から新たな気づきを得ました。日々の業務でも、この視点を取り入れ、楽しみながら仲間と協力し、小さな成功を積み重ねていきましょう。きっと新しい発見が得られるはずです!
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