マスコットの写真を使ってAIに企業PR動画を作成させてみた!
はじめに
こんにちは。オートロ株式会社でインターンをしております王です。
この記事では、動画制作スキルがほぼ初心者の私が、実際にAIで企業PR動画を完成させるまでの全手順、使ったツール、そしてAIの暴走(笑)を包み隠さずお伝えします。
なぜ、AIを使ってPR動画を作成したいと思ったのか、
AIコンテンツはどこまでできるのかを確かめるために今回は企業のPR動画の作成に取り組みました。
ゴール
企業のPR動画として違和感なく見れることをゴールとして置きました。
作成の過程
私は企業にあるマスコットやイラストを活用して、PR動画の作成に取り組むことにしました。
1. 動画の台本作成
- まず最初に、私がどんなものを作成したいのかを、GPTに伝えます。その際に一緒に参照となる画像も添付するしました。
プロンプト:
私は企業のPR動画を作成しようとしています。
PRをしたい企業はRPAソフトを販売している会社です。
企業のPRにする材料(画像)を提供してます。これらを繋げて意味のある一連の動画のシナリオを作成して欲しいです。
2. AIが作成してくれた台本をより詳細に
- 1で出たラフ案について、AIが勧めた画像を添付して、画像と画像の間の流れを自然となるようにリクエストします。
3. 出力の確認
- 私の場合は2で返した出力をとりあえずそのまま、google Veoまたrunwayに入力して。どんな動画ができるのかを確かめることにしました。出力が変の場合はプロンプトを読んでどこ間違えたのが修正します。自分で修正できなくても、gptにこんなところで違和感を感じました。と伝えると修正してくれます。
4. ナレーションの作成
- 私の場合はGoogle AI Studioを利用しました。gptにそれぞれのシーンに相応しいナレーションの台本を作成し、読むときにどんな声のターンイメージなのかをリクエストします。
- プロンプト:
私は今から先ほど作成したPR動画にナレーションを作成したいです。ナレーションの台本とそれを読むときにどんな声のトーン(イメージ)にしたらいいのかを教えてください
5. 動画を繋ぎ合わせる
2、3、4を繰り返して、できた短い動画を繋ぎ合わせます。私の場合はMacに付属しているiMovieを使用して短い動画をそれぞれ繋ぎ合わせます。
画像生成プロンプト
最初のサラリーマンの仕事が増えるシーン:
A Japanese office worker overwhelmed by paperwork, sweating and confused, sitting at a messy desk with stacks of documents and a slow computer, flat illustration style, clean lines, black background, minimal red accents
オートロくんが登場するシーン:
【Style】
2D flat-style illustration. Red background.
AUTORO is a black cat wearing a white twisted headband (like a Japanese work spirit symbol).
【Motion Directions】
1. Start with AUTORO’s back facing the camera.
→ A dramatic light flash appears behind him.
2. Smoothly cut or fade into the front-facing, confident pose .
3. Camera slowly zooms in on AUTORO crossing his arms.
オートロくんがRPAのイメージ紹介するシーン;
A cute black cat mascot with a white striped headband operating a tablet. On the tablet screen, various office tasks are being automated: filling out forms, copying data from one sheet to another, sending emails. Small icons of robots, gears, and checkmarks animate outward to show automation. Flat illustration style, clean 2D design, red and white color scheme, educational and friendly tone.
女性社員とオートロくんがしゃべっているシーン:
Motion: - The female worker gently leans forward and presents one task icon toward AUTORO. - AUTORO's paw extends from the laptop screen and touches the task.
オートロくんが男性社員とハイタッチのシーン:
【Visual Style】 Flat 2D illustration with a clean white background. AUTORO (the black cat with a headband) is on the left, and a smiling male office worker in a gray suit and red tie is on the right. The mood is cheerful, light, and positive. 【Motion Instructions】 - The office worker raises his right hand once with a confident, satisfied expression. - AUTORO notices and lifts his left paw to match it. - They **perform one single high-five** with perfect timing. - At the moment of contact, trigger a brief animated effect (such as a red pop or impact burst) to highlight the gesture. - After the high-five, both characters hold their final pose smiling
【悲報】AIの暴走!マスコットの顔面に口が2つ出現した話
やってみて、オートロのマスコットオートロくんを動画にして動かすときに、AIはイラストに弱いのか、ほぼ90%の確率で顔の真ん中の口を鼻として認識し、勝手にその口の下に口をつけるという動画が生成されます。しかも使えそうないい動画に限って起きるので、仕方なく、黒ペンで余分な口を塗り潰すしかなかったです。人間はAIが生成した動画の不具合なところを手で修正するのが必要と感じました。
余計な口を付けられたオートロくん右側:
やはりいきなり長い動画を作成するのが難しいので、編集が必要となってくると実感しました。
終わりに
慣れると2時間ぐらいで、動画ができると感じました。ここら辺は自分がどこまでのクオリティを求めるのかによって変わってくると思います。
前にも、AIを使って書いた漫画を動画ことがありましたが、その時はナレーションをにじボイスを使っていましたが、今回はGoogle AI Studioを使いました、圧倒的に後者の方が使いやすかったです。
もし、PR動画を作成しようと考えている人がいれば、私が動画生成のおすすめのツールはgoogle社のVeo、音声はGoogle AI Studioを使うことを強くお勧めします。
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