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アイディアだしの方法

2021/12/10に公開

プロダクトを作るにはまずアイディアが必要ですが、なかなかいいアイディアが思いつかずしんどい思いをしてる人も多いと思うのでそれに関するポエムをかきます

全体的に教えてやるぜみたいな口調ですが、許してね

最初に

アイディア出しは自分の内面と向き合う時間だと私は考えています
自分の中のこれが好き、あれが嫌い、しんどいなどを価値基準を明確にしていく
何があるからそれに好感を持つのかなど、自分の感情の核を探していく。そしてその核がどれ程普遍的な物なのかを考える
これを繰り返していく事が私にとってのアイディア出しです。

とは言ってもこれでは抽象的すぎて何言ってるかよくわかんないと思いますが、基本的にやることは

  • 何か面白そうなものを見つける
  • 分析する
  • そこから得られた物を元にアイディア出しをしていく
    この3つを繰り返していきます

面白いものを見つける

題材のオススメの探し方は

  • 自分のTwitterイイねから探す
  • Gigazine, WIREDなどの記事から探す
    この2種類がオススメです

Twitterのいいね欄から探す

簡単な方法は自分のTwitterのイイネを見返す事です。Twitterのイイネ欄は自分が笑ったもの、感動したものなど感情が動かされたもののみで構成されています
なのでそこにあるものから、なぜそれに感動するのか、本質は何なのかを考えていくのがお手軽かつそこそこ面白い物を考えることが出来ます。
この方法はお手軽なのですが、コンテストに出すようなアイディアは出にくく、体感ですがどちらかと言うとハッカソン向きです

コンテスト用のアイディアには次の方法がオススメです。

記事から探す

Gigazin, WIREDなどの記事をざっとみて、面白い物をピックアップして分析していく手法です。
Twitterは自分のフォローしている人によっては情報に偏りが生じますが、記事の場合それがあまりなく、社会課題などもよく取り上げられるので引き出しを増やす事にも繋がるのでオススメです。
また、引き出しを増やすという意味でも色々な記事に目を通す事がオススメですが、モチベーションには波があるものなので、GigazizeなどのTwitterをフォローするなどモチベーションが低い時でも記事に目を通せるような仕組みを考える事をお勧めします。
自分がフォローしているTwitterアカウントを紹介すると

  • Gigazine
  • WIRED
  • ITmedia news
  • ACKII.jp
    などです

分析する

分析しましょうと言われても何すればええねんって感じですよね
色んな観点で記事などを見てみると良いですが、

  • 自分だったらどうするか
  • なぜその手法を取ったのか(自分との違いは何か)
  • (何かのプロダクトを見た時に)なぜ自分にはそのアイディアを思いつくことが出来なかったのか、どの視点が自分に足りなかったのか
    以上の3つの視点で記事などを見ると分析がしやすいと個人的に思っています

具体例

このオードリータンさんの記事を例にとって分析してみます
このエピソードはざっくり言うと「オードリータンさんが小学生とVR空間で話す時に、小学生と同じ身長になるようなアバターを作る事で、より身近に話せるように工夫した」というエピソードです(その記事のどこに着目するのかも大切ですがどうゆう視点で分析を進めていくのかを参考にしてください)

自分だったらどうするか

「VR空間でより身近に小学生と話す」という目的に対してあなたは何をしますか?
単純に思いつくのは子供のアバターを使う事です。これでも十分小学生は身近に感じてれるのでは無いでしょうか?
ここでは一つしか例を出しませんがたくさん出してみましょう

なぜその手法を取ったのか(自分との違いは何か)

では何故オードリータンさんは子供のアバターを用いなかったのでしょうか?
まあ色々考えられますが、私がこの観点で考えた時1番興味深かったのは
「中身が大人なのに子供のアバターを使う事は違和感を産み、逆に子供から遠ざかってしまう」と考えです。
これを1段階汎化させて考えると「体験が近づくことが相互理解に繋がるとは限らない」になります
生理痛のない男より生理痛の軽い女の方が生理の重い人に強く当る事があるのは「体験が近づいた結果、理解が遠のいた」事のいい例でしょう
「簡単にそれっぽい経験の出来てしまうVR空間の持つ危険性」を考慮したからオードリータンさんは子供のアバターを使うのではなく、自分自身のまま身長というひとつのパラメータを弄ることに留めたのではないでしょうか?

正解を出すことが目的ではなく、考察をする事が目的だと意識しながら考えて見ましょう。それが分析を進めるコツです。

得られた物を元にアイディア出しをしていく

ここまで分析を進めることが出来れば「体験が近づいた事による理解の欠如」や「VRの持つ危険性」をテーマにしてどう課題を解決するのかについてアイディア出しが出来ます。ちょっと面白そうなテーマではないでしょうか?
このテーマについて考えると(途中でも少し出て来ましたが)「生理痛の軽い人に重い人の苦しみを分かってもらう」など単純に考えたのでは出て来にくいアイディアを出す事が出来ます

最後に

あーだこーだ書きましたが一番大切なのは時間をかけることだと思っています。あなたか10分で思いつくものは他の人も10分で思いつきます。誰にも思いつかない物を思いつく人は、誰もが思いつくものを出し尽くした人です。他の人が思いつくものを知っているから、そこから外した面白いアイディアを思いつくことが出来るのだと私は考えています。

以上が私が普段しているアイディア出しについてのポエムです。まだここに書ききれていない考え方など色々あるのでまた今度描こうと思います

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