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Fork(Gitクライアント)で空コミットを行えるようにする(Custom Command UI)

2024/06/17に公開

Gitクライアントとして、Forkを愛用しています。

空コミット(git commit --allow-empty -m "メッセージ")はFork上で行えなくて、いちいちCLIでコマンド叩いていたのですが、最近 Custom Command で UI というのが追加されていることに気が付いて、これで空コミットもForkで行えるようになりました。
(Custom Command の UI は、2023年5月にリリースされた Fork 1.85 で入っている機能)

なお、メッセージ固定で空コミットするのは、大昔から出来ていました。(固定のコマンドは以前から実行できた)
Custom Command の UI は、入力ダイアログで入力したものを受け取ってコマンドを実行できるようにしたものです。

設定方法

「File」→「Preferences...」で設定ウインドウを開いて、「Custom Commands」タブを選択します。

左下にある「+」をクリックし、「Add Commit Custom Command」で新しいCustom Commandを入力します。
UI と Action の選択で、UIを選択すると、入力ダイアログで入力した値を使って実行できるようになります。

入力項目は、「Controls」をクリックして作成します。

今回はメッセージだけ入れられればよいので、messageというテキストボックスを用意しています。

「Buttons」の「OK」ボタンで、OKボタンを押下した時のアクションを設定します。

「Action」として「Sh Command」を選んで、gitコマンドを「Script」欄に入力します。
ここで変数として、「Controls」で設定した項目が使えます。「Available variables」として使える変数が記載されているので、それを参考にする形です。

git commit --allow-empty -m "$1{text}"

最終的に下記のような設定になりました。

実行

コミットを右クリックで、登録したCustom Commandを選択します。
入力ダイアログが表示されるので、そこでコミットメッセージを入力して「OK」ボタンをクリックすると、入力したメッセージで空コミットが登録できます。

おわりに

Custom Commandで入力ダイアログが表示できるようになったことで、Custom Commandの用途の幅が広がったと思います。

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