Windsurf Wave12 のアップデート内容
はじめに
記事を書くのが遅くなってしまいましたが、
今回は Windsurf Wave12 のアップデート内容を紹介しようと思います。
Windsurf Wave12 のアップデート内容
2025/08/15 に、Windsurf から Wave12 の発表がありました。
今回のアップデート内容は以下のとおりです。
1. DeepWiki
これは、Devin から持ってきた機能のようです。
ソースコードのドキュメントを自動で生成して、表示してくれる機能みたいです。
コード上でホバーした時のカード表示があり、サイドパネルでも DeepWiki を見られます。
実際に見てみると、カード表示が以前とは違い詳細になった気が...しますね...
すみません、昔の表示をよく覚えていないので、カード表示についてはなんとも言えません...
サイドパネルは、Wiki のような感じでソースの説明が書かれています。
内容を見ると、Angular ドキュメントを参照しているというよりは、私のコードベースを参照して書かれていることがわかります。
しっかりコードベースの説明をしてくれているようです。（poem fields など、明らかに私のコードベースにしかない情報が書かれていました）
この機能を使うと、初めて見るコードなどの理解が捗るかと思います。
ただ、内容の正確さについてはどうなのか、ちょっと気になりますね。
私はあまり DeepWiki を使っていないので、これから積極的に使用して確かめていきたいと思います。
2. Vibe and Replace
これは、AI を使用したテキストの置換機能だそうです。
従来のようにテキストマッチングをした後に、AI プロンプトを実行して、よりコンテキストなどを考慮した上で置換を実行できるようです。
実際に使ってみると、置換先文字列の部分にプロンプトを入力できるようになり、実行すると Cascade 側で置換処理が動作します。
今回「my-child」コンポーネントの他に、テンプレートに「Hi, my-child」と文字列を書いて「my-child」コンポーネント→「my-parent」コンポーネントへの置換を試みました。
「<my-child>...</my-child>」の部分のみが、「<my-parent>...</my-parent>」に置換されることを期待していましたが、今回の置換では「Hi, my-child」の部分も置換されてしまっていますね😅（プロンプトが良くなかったかもしれません。）
それでも置換時にプロンプトを指定してCascadeに置換させるということで、コンテキストを含めたより柔軟な置換ができるようになったのは嬉しいですね🤩
3. Cascade がより賢く
大まかに下記の変更があったようです。
- Planning モードが手動→自動になり、計画を作るべきかどうか自分で考えて、適宜 TODO リストも作ったりするようになった。
- Cascade のツールを改良して、Cascade がより速く、賢くなり、信頼性も上がった。
4. Tab 機能がより速く
どうやら、速くなっただけではないようです。
- Tab 機能がより速く、賢いサジェストをするようになった。
- Tab サジェストが邪魔にならないような UI への改良。
- 改良された diff アルゴリズムの導入。
- コードを読んでいる時に、サジェストが控えめになるようにシステムを調整。
5. 新しい見た目
Windsurf の成長に伴い、UI を変更したようです。
変更前と変更後の画像を見比べると、主に Cascade 周りが改良されたのがわかります。
Wave12アップデート前
Wave12アップデート後
パッと見た感じ変わったのは下記ですかね。
- 画面上部中央のタイトルの横に Cascade 表示のボタンが移動＆アイコン変更。
- カスケードパネル最上部のアイコン群がスッキリしていて、見やすくなっている。
- Cascade のモードが「Write」「Chat」→「Code」「Chat」へ文言変更。
- etc...（他にもいろいろあると思いますが割愛します。）
使っていて、プロンプト入力周りの UI がスッキリしていて、使いやすくなっているなと感じました。
Planning モードの ON/OFF ボタンはなくなっていますし、その他のブラウザなどのボタンはカスケードパネル上部の「...」部分に移動した感じですね。
表示も以前よりカッコよくなっている印象があります。
地味にですが、Cascade が動いている時の表示が、スポーツのウィンドサーフィンに出てくる言葉に近くなっている気がするのです...
すみません、ウィンドサーフィンに詳しくないので、推測ですが...
「Thinking」の他に「Swimming」や「Surfing」などの文字を確認しています。
Thinking
Swimming
Exploring
Surfing
Diving
Floating
そう考えると、なんか面白い微修正ですよね。（たまたまそう見えるだけで、意図したものではないかもしれないですが...）
6. 品質と安定性の向上
100以上のバグフィクス、信頼性向上のための修正が入っているとのことです。
7. DevContainer のリモートアクセス
Windsurf から DevContainer のリモートアクセスがサポートされました。
まとめ
待ちに待った Windsurf Wave12 のアップデート内容を紹介しました。
今回のアップデートの目玉としては、DeepWiki 機能でしょうか。
コードが読みやすくなり、今まで以上にコードを解析しやすくなったのではないでしょうか。
まだまだ Devin と Windsurf のコラボはこれからだと思うので、次のアップデートに期待したいと思います。
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