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Slack リストを利用したプロジェクト管理/バグ管理

2024/06/25に公開

今日気づいたのですが, Slackにリスト機能が追加されていました.
https://slack.com/intl/ja-jp/blog/news/introducing-slack-lists

検証利用も兼ねて, 社内のプロジェクト/バグ管理に利用してみました.

社内 バグ/タスク管理の課題

弊社では, プロジェクト/バグ管理にGithub Projects, JIRA, を利用していましたが,様々な理由から最終的にSlackチャンネル + Notionでのバグ/プロジェクト管理に移行しました.
苦虫を噛み潰す思いで.

Slack + Notionでのタスク管理に至った原因には以下のような状況があります.

  • 開発メンバーのリソースが逼迫している
  • GitHubやJIRAは非エンジニアにとって取っ付きにくい
    • 営業/CSが直接タスクを投稿することが難しい → 開発側での転記コストが発生
    • タスクの進捗具合を営業/CSが自ら確認することが難しい → 開発側への問い合わせコストが発生
  • チャットツールでのコミュニケーションがメインであるため, そこでのタスク管理が自然

このような経緯でSlack + Notionでのタスク管理に移行しました.

しかし実態としては,
Slackチャンネルに投稿されたタスクは開発メンバーがNotionに転記しており
営業/CSメンバーはNotionでの確認はせず,自ら手に馴染んだExcelで開発部の進捗状況を保存して閲覧していました.

Slackで全部完結できたらいいのになあと思っていたところに丁度新機能がリリースされたわけです.

Slackリストを使ってみる

ビューのカスタマイズ

いい感じのテンプレートが用意されていたので
バグ管理にはバグトラッカー

プロジェクト管理にはプロジェクトの追跡を使いました

ビューは項目の追加, 非表示やグループ化の変更
Table Viewと Board Viewの変更など結構細かく修正できます

アプリ種類の項目を追加し,ステータスでグループ化


アプリ種類でグループ化

その時々の欲しい情報に合わせたカスタマイズが可能です

通知の設定

例えばバグ取り作業を割り振る担当者フィールドを設定し
フィールドにはメンバーを選択,
複数選択を許可することで複数人にタスクが割り振られたときに通知することが可能です


投稿フォームの作成

投稿フォームを作成することで, リスト機能へアクセスせずに直接タスクを追加することが可能です

  1. リストの右上からフォームを選択
  2. フォーム種類の選択
    今回はフォーム回答時にチャンネルに通知したいため, アラートがあるフォームを選択
  3. フォームの作成
    担当者はフォーム投稿者ではなくこちらで割り振るので👀を押下し非表示にします
  4. 投稿チャンネルの選択
  5. ワークフローを公開
    Slack様にしてはめずらしくスタイル崩れが起きていますが, これでフォームが作成されました
    フォームを共有するからチャンネルに共有します

チャンネルのインテグレーションにフォームが追加されました

投稿フォームはこのような見た目になっています

Submitすることでチャンネルにも通知されることが確認できました

関連ページにでも追加してすぐに投稿をできるようにしておきます

Canvasに使い方をまとめる

仕上げにCanvas機能を使いフォームの利用方法などをまとめておきます

他にもタスクタイトルの命名方式など細かいルールを定義したあと,
全体共有会を行いました

感想

今のところは今までのどのタスク管理ツールよりも機能しているように思います
個人的な意見ではCommitメッセージにIssue番号を入れたいし, 開発依頼やバグなどはすべてGitHubに集約したい, 要件定義中の会話や議事録などもすべてIssueで管理されててほしいと思う人間なのですが,部署間連携を考えると中々難しかったり...
使用感としては十分に選択肢に入ると思います.

GitHubで編集を提案

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