「Open AI Sora」を使って動画を作ってみた 24日目
「Open AI Sora」を使って動画を作ってみた
記事の概要
Open AI Sora
を使って動画を作ってみましたので、その紹介と作成方法、機能の紹介。
はじめに
12月9日に発表があり、試す気満々でしたが、アクセス増加によってアカウント作成が停止されてしまい、苦々しい日々を過ごしていました。
しかし、12月13日についにアカウント登録が完了しました!
早速、動画を作ってみましたのでご紹介します。
とりあえず見てほしい
作品① 【Sora】日本の美しさを表現した飛翔する丹頂鶴
これはプロンプトに字幕や音声などを付与できるかの実験(半分失敗、BGMは無理っぽい)。
また、動画の解像度設定を1080pにすると10秒がマックスにようです。
作品② 【Sora】日本の情熱を表現した丹頂鶴祭り
こちらは動画の解像度設定を480pに落として、20秒の動画にしてみること。
正直そこまで画像に違いは感じない。480pでも十分。
作品③ 【Sora】丹頂鶴のグルメ旅
こちらはプロンプトが英語ならどうなるか、といった検証。英語の質が悪いためか意図通りの動画にはならず、素直に日本語で問題ないように思える。Soraの弱点なのか、食べるという細かい表現はまだ難しそう。
動画の作成方法
1. ログイン
下記の画面に遷移して、右上のLog inをクリック
※お試しクレジットが10,000付いてきます
2. Describe your video...の部分に作成したい動画の説明を入力。
-
+
画像をアップロードすることが可能(初回はメディアアップロード同意書が表示) -
プリセット
各プリセットを選ぶと、そのテーマに沿った映像表現やフィルター効果が動画全体に適用
- None(なし):プリセットを適用しないデフォルト状態
- Balloon World:風船のような軽やかな雰囲気やカラフルな色調を想起させるスタイル
- Stop Motion:コマ撮りアニメーション風の質感や動きを再現するプリセット
- Archival:古いフィルム映像や記録映像のような質感を付与するプリセット
- Film Noir:フィルム・ノワール作品の特徴であるモノクロや低照明、高コントラスト、影の強調といったシネマティックな雰囲気を付与
- Cardboard & Papercraft:段ボールや紙で作られた模型のような風合いを演出するプリセット
-
動画のアスペクト比
16:9、1:1、9:16から選択可能 -
動画の再生時間
5s、10s、15s、20sから選択可能 -
バリデーション
1,2,4の種類を同時に生成が可能
後は実行するだけです。
動画のリミックス
一つの動画を選択すると、動画の再構成が可能です。
(下記は推測も含まれる)
-
Edit remix
:文章を再度修正して新しい動画を作成 -
Re-cut
:現在の動画クリップを新しいストーリーボード上で「トリミング(切り取り)」したり、「長さを延ばす」などの編集 -
Remix
:テキストで変更点を記述し、それに基づいて新たなバリエーションの動画を作り出す機能 -
Blend
:現在の動画から別の動画へスムーズに切り替えるためのトランジション効果を適用する機能 -
Loop
:、現在の動画クリップを継ぎ目なく繰り返し再生させるためのオプション
作品② 【Sora】日本の情熱を表現した丹頂鶴祭りをRemixで変更してみます。
動画でTHE SPIRIT JAPANというメッセージがあるが、そちらを日本語で表示させてほしい
Remix機能のお試しついでにいろいろと試しましたが、日本語のメッセージはまだ難しいようです。
StoryBoardを試す
StoryBoardはプロンプトや画像や動画を細かく指定して動画を作る機能です。
今回はプロンプトで指示を与えてみます。
- 場所は日本、一人の少女は森で迷いました。
- 森を一人で歩いていると熊と遭遇しました。
- 熊は話しかけてきました。「どうしてここに来たんだい? 帰れるの?」
- 少女は「悪い大人が両親を困らせているの、助けてほしい。」と回答
- 熊は「それなら僕が助けてあげるよ、一緒に行こう。」と返し、少女を背中に乗せて町に向かいます
作品④ 【Sora】迷子の少女と森のリアル熊さん
まとめ
Soraの内容を少しでも分かりやすく説明するために、実際の動画を見てもらうことで、その魅力や機能を実感してもらえると思いました。
実際に使用した感想としては、意図した通りの動画を一発で作成するのは難しいです。そのため、Rimix機能を繰り返し使いながら調整していくイメージになります。ただし、食事シーンなど一部の視点が集中する部分に違和感があり、その修正や細かな調整は難しいと感じました。
また、使用したクレジットは10本の動画を作成して約2400クレジットだったので、1本あたり200~500クレジット程度です。さらに、基本的にStoryBoard機能を活用して動画を作成する方が、意図が伝わりやすくなるためお勧めです。
技術の進化は本当に止まりませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Discussion