オタクくん「ギャル先輩、ドメイン駆動開発(DDD)ってなんですか?」
オタクくん「ギャル先輩、ドメイン駆動開発(DDD)ってなんですか?」
ギャル先輩「お、オタクくん、DDDに興味持つなんて偉いじゃん!DDDはソフトウェア開発の手法の一つで、複雑な問題を解決するために使うんだよ。」
ドメイン駆動開発(DDD)の基本概念
オタクくん「でも、具体的にはどういうものなんですか?」
ギャル先輩「DDDは、ビジネスの ドメイン を中心に設計する方法だよ。つまり、ビジネスのルールやロジックをコードに反映させるんだ。」
オタクくん「ビジネスのドメインって?」
ギャル先輩「ドメインは、そのビジネスが関わる領域のことだよ。例えば、eコマースのドメインなら、商品、注文、顧客などが含まれるね。」
エンティティとバリューオブジェクト
ギャル先輩「DDDでは、エンティティ と バリューオブジェクト っていう概念を使うんだ。」
オタクくん「それって何ですか?」
ギャル先輩「エンティティは、一意の識別子を持つオブジェクトで、バリューオブジェクトは識別子を持たないオブジェクトだよ。例えば、注文はエンティティで、住所はバリューオブジェクトになることが多いね。」
オタクくん「なるほど、具体例を見せてもらえますか?」
ギャル先輩「もちろん!例えばこんな感じ。」
// エンティティの例
class Order {
constructor(id, customer, items) {
this.id = id; // 一意の識別子
this.customer = customer;
this.items = items;
}
}
// バリューオブジェクトの例
class Address {
constructor(street, city, zipcode) {
this.street = street;
this.city = city;
this.zipcode = zipcode;
}
// 値の比較は、値そのものを比較
equals(otherAddress) {
return this.street === otherAddress.street &&
this.city === otherAddress.city &&
this.zipcode === otherAddress.zipcode;
}
}
オタクくん「エンティティとバリューオブジェクトの違いがよくわかりました!」
アグリゲートとリポジトリ
ギャル先輩「次に、アグリゲート と リポジトリ について話そう。」
オタクくん「アグリゲートって何ですか?」
ギャル先輩「アグリゲートは、エンティティとバリューオブジェクトの集まりで、一つのまとまりとして扱うものだよ。例えば、注文とその注文に含まれる商品がアグリゲートになるんだ。」
オタクくん「リポジトリは?」
ギャル先輩「リポジトリは、アグリゲートを永続化するためのパターンだよ。データベースとやり取りする役割を持ってるんだ。」
オタクくん「具体的なコードはどうなりますか?」
ギャル先輩「こんな感じかな。」
// アグリゲートの例
class OrderAggregate {
constructor(order, items) {
this.order = order;
this.items = items;
}
}
// リポジトリの例
class OrderRepository {
constructor(database) {
this.database = database;
}
save(orderAggregate) {
// データベースにアグリゲートを保存する処理
}
findById(orderId) {
// データベースからアグリゲートを取得する処理
}
}
オタクくん「なるほど、これでデータの永続化がうまくできるんですね!」
ユビキタス言語
ギャル先輩「最後に ユビキタス言語 について話そう。」
オタクくん「ユビキタス言語って?」
ギャル先輩「ユビキタス言語は、開発チーム全員が共通して使う言葉のことだよ。これを使うことで、ビジネスと技術のギャップを埋めるんだ。」
オタクくん「具体的には?」
ギャル先輩「例えば、コードにもその言葉を反映させるんだ。さっきのエンティティやバリューオブジェクトもユビキタス言語の一部だよ。」
オタクくん「なるほど、全員が同じ言葉を使えば、コミュニケーションがスムーズになるんですね!」
まとめ
オタクくん「ギャル先輩、DDDについてよくわかりました!これからの開発に役立てます。」
ギャル先輩「よかったじゃん、オタクくん!DDDを使えば、複雑なシステムも整理しやすくなるよ。頑張ってね!」
オタクくん「ありがとうございます、ギャル先輩!」
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