🌕

cursorの新しいProの価格設定の仕組みとV1.2が出たんじゃ

に公開

初めに

cursorのV 1.2がリリースされました!
また公式情報とは別で、cursorコミュニティの中で価格設定に関して触れられていたので、そこも触れていきたいと思います。
早速update内容を見ていきましょう〜

新プランと新しいProの価格設定

今まで個人で使用するとしたら、ProとUltraの2つでしたが、この度Pro+の情報が出てきました。一旦現状のプランと平均ユーザーあたりの月間使用量の制限内での予想使用量(トークン消費量から見て、何回リクエストできるか)を見ていきましょう。

  • Pro($20/月):Tabを主に使用し、エージェントをたまに使用するユーザー向け
    Sonnet4リクエスト約225、Geminiリクエスト約550、GPT4.1リクエスト約650
  • Pro+($60/月):ほぼ毎日エージェントとコーディングするユーザー向け
    Sonnet4リクエスト約675件、Geminiリクエスト約1,650件、のGPT4.1リクエスト約1,950件
  • Ultra($200/月):エージェントを使ってコーディングの大部分を行うパワーユーザー向け
    Ultra:Sonnet4リクエスト約4,500件、Geminiリクエスト約11,000件、GPT4.1リクエスト約13,000件

https://docs.cursor.com/account/pricing#expected-usage-within-limits
会社とかでGPTと契約指定ならProプランのままでも良いかなとは思いますが、cursorと別でタブを開いておくのは面倒ですね…
公式によると「各プランには、API価格に基づいて算出された月間エージェント使用量予算が含まれています。例えば、Proプランでは月額20ドル以上の使用量が含まれます。」と記載があるので、以前よりは使用できると思っていますが、Sonnet4リクエスト約225だと以前の方が使用量が多そうだなと思ってしまいます…ここは各自試してみていただくしかなさそうです。
Sonnet4リクエスト約650になれば良いのに(ボソ…)

上限に達した場合

月間制限に達した後は、5 ~ 24時間ごとにベストエフォート方式で追加のローカル使用制限を付与します。

これらのローカル制限に達すると、明示的に通知され、次の 3 つのオプションを含むメッセージが表示されます。

  • autoに切り替える
  • 同じモデルを継続するために従量制課金を有効にする(API 価格で課金)
  • より高いサブスクリプションレベルにアップグレードする

みなさんを悩ませたレート制限について

レート制限とはその月の使用クレジットプールのことです。またクレジットを使い切った後も、クレジットプールを超えて短期間の猶予期間を設けていルようです。
旧料金体系のリクエストベースから、Proプランでは20ドルの使用量込みの価格体系に変更しました。また、Autoを選択した場合、モデルを無制限にご利用いただけるようになりました。Autoプランでは、キャパシティに基づいて、異なるフロンティアモデルへのルーティングが自動的に行われます。
「無制限利用」はAutoのみに適用され、少なくとも20ドルの使用量が含まれる他のすべてのモデルには適用されないことが明確に説明されていませんでした。トークン使用量の中央値に基づくと、先ほどの内容と重複しますが、Proプランは現在、Sonnet4リクエスト約225件、Geminiリクエスト約550件、GPT4.1リクエスト約650件をカバーしており、Proユーザーの大多数は含まれている使用量を使い切ることはありません。と公式から発表がありました。
Sonnet4リクエスト約225件って使い切れる自信があるのは私だけ?

エージェントがToDoを使用し事前に計画を立てられるようになり、長期的なタスクの理解と追跡が容易になった。

エージェントは、依存関係のある長いタスクを細分化し、チャットで確認できるほか、必要に応じてSlackにストリーミング配信します。作業の進捗に合わせてリストを更新することで、常に最新の状況を把握し、やり取りを予測可能なものにします。
統合が設定されている場合は、ToDoもSlackに表示されるため、チームメンバーにも共有できます。

連続したタスク依頼が可能に

エージェントが現在のタスクを完了した後、次の指示をキューに追加できるようになりました。指示を入力して送信するだけです。キューに追加したら、タスクの順序を変更して、待つことなく実行を開始できます。

Memoriesが正式にリリースされました

Memoriesとは、チャットでの会話に基づいて自動的に生成されるルールです。

Memoriesのルールとcursor/rulesだとどっちが優先されるのか気になりますね…
公式に2回問い合わせたところこのように返答がきました。
返信は来ませんでした…
ただ、似たようなルールが混在するようにしてしまうとcursor側が判断できないので、しっかり「どこのルールはここに記載」みたいなことをチームで決めてから実装した方がよいですね〜

PRのインデックス検索

cursorは、ファイルと同様にPRをインデックス化し、要約できるようになりました。古いPRを意味的に検索したり、PR、問題、コミット、ブランチを明示的に取得してコンテキストに組み込んだりできます。
例えば、ダッシュボードの円グラフを修正したPRはどれ?
とチャット欄に記載するとエージェントがPRを探し、PRのタイトルと差分を提供してくれます。
これには、関連する GitHub コメント、BugBot レビュー、Slack エージェント サポートが含まれており、事後分析やインシデント追跡が大幅に高速化されます。

エージェントがマージの競合を解決してくれる

マージの競合が発生した場合、エージェントが競合の解決を試みることができるようになりました。チャットで「解決」をクリックすると、競合を解決するための関連情報が追加されます。
使い方

  • マージの競合が発生すると、ファイルに競合マーカーが表示されます。
  • マージ競合UIに表示される「チャットで解決」ボタンをクリックします。
  • エージェントは両方のバージョンを分析し、解決策を提案します。
  • 提案された変更を確認し、適用する。

その他変更点

セマンティック検索のための埋め込みの改善

新しい埋め込みモデルにより、コードベース検索の精度が大幅に向上しました。また、プロンプトを再調整し、より明確で焦点を絞った結果が表示されるようになりました。

タブの高速化

タブ補完が約100ミリ秒高速化し、TTFTが30%短縮されました。これは、メモリ管理システムの再構築とデータ転送経路の最適化によって実現しました。

最後に

この記事を通して誰かのモヤッとが解決できれば幸いです。

GitHubで編集を提案
GenAi テックブログ

Discussion