実務未経験30代が転職活動で行ったこと
初めて記事を書くのでお手柔らかに見ていただけると幸いです。
自己紹介
未経験31歳でアプリ開発会社に入社しました。
現在はFlutter、Next.js、Reactをメインで開発しています。
今回は経歴を踏まえて、実務未経験がどのようにして受託開発会社に入社したかを共有し、
実務未経験社の転職の手助けになれば幸いです。
※過去編に興味がない方が大勢いらっしゃると思うので、そういう方は「行動開始」までスキップしてください。
花屋時代
高校卒業後、お花屋さんに就職
ざっくり業務内容は小菊の栽培、親会社に出荷、JAに花を卸す。
漠然とプログラミングに興味がありましたが「花屋の私には無理だよな」と勝手に決めつけ、
29歳まで行動せず過ごしていました。
しかし、「このままで良いのかな」「人生一回きりの人生なのにチャレンジしないで良いのかな?」
と悩むようになり、せっかく独身だし年齢的にも30近いし、チャレンジしようと思いここからエンジニアになるべく
転職活動が始まります。
1社目
記念すべき1社目は電子カルテの販売と自社開発をしている会社でした。
エンジニアとして内定したのですが、面談での様子を社長が見ていて(モニター越し)
エンジニアより営業の方が向いていると判断され、営業として入社しました。
まぁ皆さんこの先どうなるかお分かりですよね?半年で退職しました。
2社目
2社目はwantedlyで見つけたSES会社に入社しました。
その会社は実務未経験者を募集しているところです。
この会社でも案件先の広告代理店の営業をしていました。
ただこの会社は「この案件応募するね」と連絡をくれたり、進捗共有をしてくれたり、かなり良い会社だと思います。
メンターもつけていただき、独自カリキュラムをこなしていき、それをポートフォリオとして案件先に応募していくスタイルです。
かなりしっかりしていて、案件数も多く、経験者なら案件には困らないと思います。
実務経験者が案件に困るのか不明な為、その辺はSESで活躍されている方の意見を聞いてみたいですね。
この時すでに30になっており、案件もなかなか決まらないことに焦っていた私は、転職活動をし
wantedlyで3社目をみつけました。
3社目
3社目もwantedlyで見つけたSES会社に入社しました。
ただこの会社が曲者でwantedly上では自社開発、受託開発会社と記載があったので応募したのですが、
入社してみたら自社開発は行なっていない。受託も社員の1割で行なっており、他の社員はSESとして案件先で勤務していました。
この会社は先の会社と異なり、案件の進捗共有もなく3ヶ月間ほぼ連絡なしで待機しておりました。
待機中の給料はありません
3ヶ月間は自主学習をしていました。
メンターをつけるという話もありましたが、実際にメンターがつく頃には他のメンターを雇っていました。
他のメンターに関してはまた後述します。
ようやく決まった案件先はテレアポ会社でした。リモートなのが救いだったので、仕事を早く終わらせて、自主学習の時間にあてていました。
行動開始
このまま自社を頼っていてもエンジニアになることは難しいと判断した私は、以前YouTubeで知り合い、交友のある猛烈エンジニア藤井さんに相談させていただきました。
この方は現在、エンジニアの転職支援も行っています。
この方の動画は見た方がいいです。そして熱い思いを感じ、行動してください。
東京編の真似をするかは体調や自身と相談して決めてください
相談内容としては下記の3点です。
- 自主作成したポートフォリオを実務経験者が見た時の感想
- 実務レベルで見た場合の意見
- 未経験社の転職市場
2023年末付近の状況ですが、フロント、バック、Dockerは使えないと難しいという話を受けました。
またポートフォリオのレベルも実務レベルで判断すると弱いとのことでした。
そこで私は藤井さんのエンジニア転職支援について伺い、大きく下記の事ができるそうです。
- 実務レベルでのポートフォリオ作成
- メンターへの相談(slackで)
- 毎週の進捗確認MTG
- 面接対策
- 面接企業の選定
- 応募メールの書き方
他のプログラミングスクールがどうか知りませんが、個人的には満足のサポートでした。
むしろ手厚くね?と思いました。
メンターの方は計4人です。
全体的にレベルが高く、特にインフラ担当の方のレベルはずば抜けてました。
AWS12冠を2年以内に達成し、GCPの資格も現在6個取得しています。
技術系の登壇もしており、別世界の人かと思いました。(今も思っています)
いざポートフォリオ作成①
まず作成するものを選定します。
自分の過去の経験や、「これあったら良いのにな」という物を選定。
この時私は3社目に在籍中なので、テレアポ業務をしており、その際にスプシに企業情報や架電内容、架電時間、架電担当者、結果(不在、資料送付とか)を記載しています。
横幅は凄まじく、40インチのモニターを持っている私にとっても使いづらく、不便でした。
そんな不便さを解決したいので、架電管理用のシステムを作成しました。
作るものが決まったら、まずER図やテーブル設計を行います。
これ以降はフロント、バックエンド、Dockerでの開発を行いました。
ここは省略します。
ポートフォリオ
現在は公開を停止しているので、仕様書をスクショします。
まず新規登録画面
ログイン画面(バリデーションの写真は省略します)
メイン画面
白菜はログインしているユーザー名です。
DBに登録されている企業が一覧で表示されます。
フィルター機能を使用して、架電したい企業を絞り込みできます。
会社名をクリックするとアタックログページに遷移します。
企業登録フォーム画面
ページが大きいので次のページに画面を掲載いたします。
必須項目が記載していない場合、「記入漏れです」というメッセージが表示されます。
ファイル選択をクリックするとローカルからインポートするエクセルファイルを選択できます。
選択したファイル名はファイル選択ボタンの右横に表示されます。
アタックログ画面
ダッシュボードの会社名をクリックした際に遷移するページです。 各会社ごとの架電記録用ページです。
「アタックログ 必須項目」を記載していない場合、「記入漏れです」というエラーが表示されます。
「前」「次」ボタンをクリックすると、ダッシュボードに表示されている前後の企業のアタックログが表示されます。
「閉」ボタンをクリックするとダッシュボードページに遷移します。
フィルターをかけていた場合、フィルター条件を保持したままダッシュボードに遷移します。
いざ企業へ応募
ポートフォリオが完成したら企業への応募を開始します。
私はwantedly,Green,企業のHPです。
基本的には企業のHPに直接応募、HPにエントリーページがない場合はwantedly,Greenで応募します。
会社のHPなら企業の確認漏れもなく、基本的に対応してくれます。
企業のHPに送る際の、職務経歴書、履歴書、仕様書も併せて用意して、送りましょう。
また企業のHPにはメッセージ欄みたいなものがあるので、下記のようなメッセージを送っておりました。
無駄な工程かもしれませんが、熱意を伝えないと相手にしてもらえないので、ここは頑張りましょう。
企業応募のメッセージ
初めまして。現在エンジニアとして転職活動中の、〇〇と申します。
この度、貴社の採用情報をWantedlyにて拝見し、フロントエンドエンジニアを募集されていることを知り、応募したくご連絡差し上げました。
今回、貴社に入社したい理由をお伝えさせていただきます。
■貴社のビジョンに共感
貴社のビジョンである「〇〇」に強く共感しております。
適宜各会社用に作成
■貴社に貢献できると思っている点 以下3点で貴社に貢献できると考えております。
①スキル:経験 現在React/Next.js・Ruby/Ruby On Railsを使用してシステムを作成しており、ヒヤリングから用件定義、詳細設計、ワイヤーフレーム作成、実装まで経験しております。
また今回のポートフォリオ作成するにあたり、メンターを雇い実務レベルでの実装や、
チーム開発を意識したGithub操作を行いました。
②社内活性化:現職でのインサイドセールスやメンターとのMTGで培った、コミュニケーション能力を活かして社内の活性化に貢献することが可能です。
具体的にはミーティングなどで、組織やサービスがより良くなる為に、自分の考えていることを積極的に発信したり、
習慣にしているキャッチアップで得た情報を提供することによって、社内の活性化に貢献することが可能です。
③上記の①②を実践して、貴社の売り上げに貢献していきます。
特に②に関しては、社内もしくはお客様に対して、
より良いサービスを作成できるよう積極的に意見して開発し、信頼していただきます。
その結果継続的に案件をいただくことで売上に貢献します。
私は、32年の人生で初めてエンジニアとして仕事にしたい。と心の底から思う様になりました。
前職で得た経験と知識、オンラインサロンや記事で情報をキャッチアップをして、
今度はシステムを作る側として、より良いサービスを世の中に提供することに魅力を感じています。
ぜひ面接の機会を設けていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
wantedly,Greenで応募した際
wantedlyで応募しても返事がなく、Greenで応募した場合返事が来る会社もあります。
理由は分かりませんが、出来る限り1週間から2週間経っても返事がない場合、別媒体からの応募をお勧めします。
あまりないケースでしたが、wantedly,Greenで応募して返事がなく、企業からスカウトメールが来る事があります。私はこの時には内定をいただいていたので特に返信はしませんでしたが、返信して面接していたらどうなっていたのでしょうね。
またスカウトメールが届いても決して油断しないでください。
私の場合ですが、スカウトメールからカジュアル面談し、その後の選考に進んだことはありませんでした。
面接
面接では面接官に熱意や気持ちを伝えてください。それしかありません。
ただある程度の質問は対策できるので、対策をしましょう。
正直未経験社に技術に関する質問はほとんどありませんが、自分から面接官に話題を提供できたらGoodです
志望動機については
- 本当の理由があれば(ビジョン共感や事業について理解した)そちらを優先して伝える
- 上記がない場合、もしくは「それってうちじゃなくても良くないですか?」ことを言われた時に企業選びの軸で対応する。
私は自分の企業選びの軸に合っているか聞いていました。具体的には - 入社から開発までの段階・流れ
- メインで扱っている言語はなんですか?
- 勉強会やってますか?
- どのくらいの頻度でやってますか?
- どんな感じでやっているか?
- 最近の勉強会はどういう内容を話したか?
を聞いていました。その後選考が進めば、「カジュアル面談で〜と話していただいて御社がいいと感じました」と喋れます。
最後に
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
この記事が少しでも誰かの役に立てれば幸いです。
それでは今回はこの辺で!
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