長いYoutube動画をChatGPTのPluginでゆるく詳細に要約
この記事では、ChatGPTのプラグインであるVoxScriptを使用して、長いYoutube動画を効率的に要約する方法について解説します。これは、タイパと理解度の丁度いい塩梅を目指す方向けの記事となります。
ウェビナーなど長い動画を全部動画では見たくないけどもある程度細かい内容を把握したい人向けかも
なぜChatGPTのPluginを使うのか?
Chrome拡張機能の「YouTube & Article Summary powered by ChatGPT」は長文になるとChatGPT側で処理できない。
LangChainでコードを組んでアプリケーションを作るのもちょっとした知識とAPIが消費していく
面倒くささと妥協点の間を取ってGPT4のPluginsを使うのがちょうどいいと感じました。
使うPluginはVoxScriptを使用します。他のじゃ駄目なのかは後段で記載します。
やり方 VoxScriptのインストールからプロンプト
早速ですが、VoxScript使ってのYoutube動画要約方法を教えていきます。
まずGPT4のPluginsを選択します。
Plugin選択からPlugin Storeを選択し
VoxScriptをインストール
VoxScriptのみが選択されていることを確認する
基本的なプロンプトは次のようになります
以下のYoutube動画の字幕データを日本語でかつ全体の内容が欠損しないよう要約してください。
チャンク毎に要約してください。
{Youtube動画URL}
するとこのような出力が出ます。
ただし、1チャンクか数チャンク要約の出力をした後に止まるので、"続けて"などのコマンドを毎回入力する必要があります。
毎回入力するのが手間にはなりますが、30分以上の動画を2倍速で見たり、コーディングするよりは精神的に楽なのではないかなと
※Chrome拡張機能のSuperpower ChatGPTのChain promptという機能を使えばもしかしたらある程度自動化できるかもしれません。
自分はPluginの有効化が何故かできなかったので試せておりません・・・
<使用Youtube動画>
できなかったこと
GPT4のPluginsでは他にもサイトを引用できるPluginがありますが、色々試した結果VoxScriptのみ可能という結果となりました。
Link Reader
我らが最強のPluginのLink Readerは6000文字くらいまでしか文章を取得できず長時間の動画に適しておりませんでした・・・
Video Insights
こちらは文字起こしの原文を取得することができず、Video Insightsにて一旦要約された文章のみを取得する結果となりました。
内容を細かく確認するのではなく、サラッとポイントを確認したいだけであればこちらのPluginが適しているかもしれないです。
WebPilot
文字起こしデータを取得できませんでした・・・
VoxScript
デフォルトで文字起こしデータを一定の文字数で分割して取得するのでどんだけ長い文章量でも要約が可能
結論
ChatGPTとそのプラグインVoxScriptを使用すれば、長いYoutube動画を簡単に要約することが可能です。ただし、毎回続けてコマンドを打たないといけないので、それが一番億劫に感じる方はアプリケーションを作成するのが一番良いかと思われます。
自分もアプリケーション作成も試そうかなと思ってます。
Discussion
私もチャンクごとに途切れるのが不便だと感じたので
以下の指示を末尾に追加したらまとめて生成出来ました
"""
チャンク毎に停止せず、全チャンクを続けて出力してください
"""