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DevOpsDays Tokyo 2024 オンラインで参加したよ

2024/04/18に公開

DevOpsDays Tokyo 2024 オンラインで参加したよ

https://www.devopsdaystokyo.org/
初めて、DevOpsDays Tokyo 2024 にオンラインで参加しました。
参加前は、
"DevOps"ってつまり開発と運用のことでしょ?開発した人が運用もやったほうがいいよね的なことっしょ?
と思っていたのだが、
もっと広い定義であることを知った。

聞いたもの

タイムテーブル
https://confengine.com/conferences/devopsdays-tokyo-2024/schedule/rich

Day1

時間 タイトル
10:00 Welcome to DevOpsDays 2024! アレックスさん、さささん
10:30 From Pilot to Transformation: Embracing the Reality of GenAI at Scale パトリックさん
13:00 DevOpsのグローバルトレンド kyonさん
14:00 Seize the core concepts and value of BizDevOps CHIEN-CHENG(Augustin) LUさん
15:00 知識ゼロから学ぶAIのテスト 信頼できないソフトウェアとそのテストのために 高橋寿一さん
16:25 今すぐできる! DORA metrics でカジュアルに始める CI/CD CloudAceみずのさん、GoogleCloudひらおかさん
17:00 SPI原点回帰論:事業課題とFour Keysの結節点を見出す実践的ソフトウェアプロセス改善 BizReachのたかはしさん・ないとうさん

Day2

時間 タイトル ひと
10:00 Welcome to DevOpsDays 2024, Day Two! アレックスさん、さささん
10:30 サービス運用はボールを落とさない競技 : 2009年DevOpsDays の誕生と私の身の回りの話 川口恭伸さん
13:00 Value-Driven DevOps Team〜価値貢献を大切にするチームがたどり着いたDevOpsベストプラクティス〜 株カケハシ いくおさん、しいばさん
14:00 Feature Toggle Promotion via CI/CD Pipeline Naresh Jainさん
15:00 スマートビルディング爆速開発を支える自動化テスト戦略 (株)ビットキー ささきさん
16:00 「パタンランゲージ」から「センタリング」へ 建築家 中埜博さん
17:00 DevOps Past and Future: An Interview パトリックさん アレックスさん

Day1 一言まとめと感想

From Pilot to Transformation: Embracing the Reality of GenAI at Scale パトリックさん

一言まとめ

AIについての話。
AIを利用したサービス開発を行う場合、
開発で一番むずかしいのはテストの部分である。
運用は、本番で学習データのモニタリングする必要がある。
また、プロンプトインジェクションなどセキュリティ検知としてやることが増える。

AIは謙虚でフェアであるべき.
AIを使ったサービスは、AIを使っていることを示す必要がある。
AIに乗り遅れないようにしよう。

感想

パトリックさんは、DevOpsムーブメントを始めた方らしい。
(Day2の川口恭伸さんのキーノート聞いて知ったw)
DevOpsは、常に新しい話題が採択されるとのことでAIに関することが主であった。

生成AIが多く用いられるようになった今、
一番ホットな言語はEnglishかも (あるいは日本なら日本語かも)という言葉が「確かに!」と思った。

DevOpsのグローバルトレンド kyonさん

一言まとめ

「State of DevOps Report 2023」をもとに、
発表されている論文の内容も絡めながらDevOpsトレンドの話をされていた。

  • 文化と各種パフォーマンスについて
    • ユーザ中心なチームはデリバリー速度や仕事の満足度は向上するが燃え尽き症候群になりやすい
    • 機能中心なチームは燃え尽き症候群になりにくい
    • バランスを取っているチームはデリバリー速度がユーザ中心よりは劣る
      (解は無い)
  • AIの影響
    • AIはいい影響はあれども悪い影響もある
    • Well-Beingには若干良い影響
    • デリバリーや運用に対しては若干マイナス
      • 試験的導入やっているからと考えられる
      • シフトライトしちゃうからテストケース決められなくて運用コストは増える
      • 戦略的に取り組む必要がある
  • 信頼性がパフォーマンスに影響する

感想

kyonさんだ!!(しょぼちむさんのドメイン駆動開発読書の勉強会で見たことがあった)
文化と各種パフォーマンスについて、ユーザ中心なチームは燃え尽き症候群になりやすいという点について
”要はバランス”かあ。

Seize the core concepts and value of BizDevOps CHIEN-CHENG(Augustin) LUさん

一言まとめ

営業と、PMと、エンジニア、運用担当者が、
コンテクストが正しく伝わらなかったことにより、顧客に良い価値が提供できないストーリー例をもとに話を展開されていた。

ビジネスプロ・マネージャ、エンジニア・運用担当者
がコラボレーションすること
つまり BizDevOps のコンセプトを提唱していた。

価値を具体的に双方の目に見える形にすることが必要。
バグ対応とユーザ数増加などグラフをもとに、
Value Diamond(重なるところがお互いに客観的に見ながら会話ができる領域)を見つけよう。

感想

FourKeysなどの客観的データを使ってDevとOpsとBizが共通言語で話し合えるといいな。

知識ゼロから学ぶAIのテスト 信頼できないソフトウェアとそのテストのために 高橋寿一さん

一言まとめ

AI開発とテストの話。

開発の生産性はあがりソースコードの凝縮度は上がるけど
テストの生産性は上がらない。

テストプロセスの複雑さ

AI製品のテスト AIを利用したテスト
シフトレフト シフトライト

なぜなら本番環境でないとAI期待値がただしくないから。

テストが圧倒的にめんどくさくなる理由

  • やることが増える(GoogleのAIテストを参考にみると..)
    • AIのインフラテスト
    • モデルのテスト 学習データのバイアスのチェック etc
  • 期待するアウトプットが事前に定義できない

感想

ちょうどいま、「ソフトウェア品質を高める開発者テスト」読んでいるので
この方が高橋さん!!と感動していた。
AI開発でテストはシフトライトしちゃうねって話なるほどたしかに。

今すぐできる! DORA metrics でカジュアルに始める CI/CD

一言まとめ

DORAとは DevOps Research and Assessment

4つのKEY指標がチェックできるよ

  • デプロイ頻度
  • 変更のリードタイム
  • 変更による失敗率
  • サービス復旧にかかる時間
    dora.dev/quickcheck

DevOpsの能力とビジネスの成果を紐づけるメトリクスを見せよう!

感想

4つのKEY指標チェックはやった。
会社で継続的に指標取るにはどうすればいいだろうなー。

SPI原点回帰論:事業課題とFour Keysの結節点を見出す実践的ソフトウェアプロセス改善 BizReachのたかはしさん・ないとうさん

一言まとめ

生産性より、チームの性能向上を目指すアプローチの実例。
FourKey測るためにツールの使い方ルールを整備した。

感想

どんどん、新しいコンセプトは出るけど
昔から使われているコンセプトもよく見たら同じことじゃん てことあるよね〜
コンセプトの本質を見つめることが大切だな。

Day2 一言まとめと感想

サービス運用はボールを落とさない競技 : 2009年DevOpsDays の誕生と私の身の回りの話 川口恭伸さん

一言まとめ

  • 昨日のキーノートのパトリックさんは誰だったのか
  • DevOpsはどこから来たか
  • DevOps→Days
    DevOpsに定義はない。
    DevOpsDaysは実践者のコミュニティであり自分から情報を取りに行くことが必要。

感想

今輪読会で読んでいた本(FEARLESS CHANGE)の監訳されている川口さんだ!!
時間が足りていなくて、スライドがたくさん未消化であった(計算済?)
また別の機会などで聞けると嬉しいな。

Value-Driven DevOps Team〜価値貢献を大切にするチームがたどり着いたDevOpsベストプラクティス〜 株カケハシ いくおさん、しいばさん

一言まとめ

「仮説検証ループを素早く回したい!!」についての具体的な実践。

  • トランクベース開発
  • フィーチャーフラグ
  • カイゼンの余地を残す
  • モブプロペアプロ
  • チーム全員での目線合わせ

価値貢献のために高速で仮説検証ループを回すことが必要。

感想

社内勉強会で共有してもらった他の勉強会でいくおさんを見ていたので
「集中!」の元ネタを理解できていたので、ホンモノを見れた!!
非常に今の自分に響く実践的内容であった。

Feature Toggle Promotion via CI/CD Pipeline Naresh Jainさん

一言まとめ

Feature HubというFeature ToggleのSaaSサービスを使ったデプロイの話
条件も設定できるし、アクセスされる50%だけとかも設定できるらしい。

感想

便利そう。
だが、DiscordのコメントによるとFeature ToggleのSaaSサービスって値段高いらしいので
どれくらいかかるのか気になる。

スマートビルディング爆速開発を支える自動化テスト戦略 (株)ビットキー ささきさん

一言まとめ

ビル管理を支える制御盤のスマート化の実例。

感想

物(ハードウェア)があるってテストしづらさ半端ないと思った。
ビル管理をスマートにしてくれてありがとう。

「パタンランゲージ」から「センタリング」へ 建築家 中埜博さん

一言まとめ

建築家中埜さんの話。
わかりにくいカオス をパタン・ランゲージで理解するには、
ユーザの要求を聞き取って共通点を探すことが必要。
でもパタンランゲージはあくまでもユートピア。
敷地には現実がある 凸凹とか。
現場を歩き回って修正していき、
問題領域とソリューションのセンタリングをしていく必要があるという。

感想

アジャイル、DevOpsが必要なんだという概念。
とにかく、話が熱くてしびれた。完全に理解したとは言えないが。
こういう、このセッションいろんな受け取り方あるから話し合いたいよね!というときはオフラインがよいですね。

総合感想

来年は、オフラインで計画外の会話、発見をしてみたい。
噂の弁当も食べたい。

Discussion