Windowsでネットワーク共有ごしにあるディスクイメージをマウントする
みんな大好きImDisk Toolkit https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/imdiskvdiskr/ を使用するとWindows上でディスクイメージをマウントできる。
そんなの(VHDや.isoなら)Windows単体でもできるじゃんというのはそうなんだけど、通常、ネットワーク共有はAdministratorではアクセスできない(デスクトップセッションが異なる)ので正常にマウントできないことがある。
ImDiskにはディスクイメージのアクセスをネットワーク経由で行う機能(devio)があるため、そちらを使ってなんとかする。
localhost
にディスクイメージを公開する
devioで 管理者 でない コマンドプロンプトで:
"c:\Program Files\ImDisk\DiscUtils\DiscUtilsDevio.exe" /filename=disk.img /ipaddress=127.0.0.1 /port=9099 /partition=4 /readonly
ImDisk Toolkitには DiscUtilsDevio.exe
が付属していて、これがdevioサーバー機能を持っている。また、一般的なディスクイメージファイルを解釈する機能もあるので、VHD等も同様にして処理できる。
ここでは、更に /readonly
と /partition
オプションを付けて、読み取り専用モードで特定のパーティションを見せている。(imdiskでは基本的に1つのドライブレターを提供する)
devio経由でディスクイメージをマウントする
管理者コマンドプロンプトで:
imdisk -a -t proxy -f 127.0.0.1:9099 -o ip -m q:
ImDisk https://ltr-data.se/opencode.html/#ImDisk をインストールすると imdisk
コマンドがインストールされる。これを proxy
タイプで起動する( -f <IP Address> -o ip -t proxy
)とネットワーク経由でディスクイメージをマウントできる。
ImDiskとImDisk Toolkitは別物
ImDisk "Toolkit" https://sourceforge.net/projects/imdisk-toolkit/ は ImDisk(ドライバ) https://ltr-data.se/opencode.html/#ImDisk とは異なるプロジェクトで、ImDisk(ドライバ)のGUIフロントエンドやディスクイメージファイル形式のサポートを提供するものがImDisk Toolkitになる。