Open4
Git for Windows(MsysGit)を可能な限りCygwin風に使いたい会
いやまぁCygwinでも良いんだけど。。
Git for WindowsはMSYS上に構築されている。で、そのPOSIXエミュレーターはCygwinのforkなので基本的にはCygwinと同じように使える。どのくらい真面目に設定すれば良いのかは不明なのでやってみる。
どうしようも無いもの
ファイルのパーミッションはそもそもWindows側に同様の概念が無いのでどうしようもない。CygwinはNTFSのACLでエミュレーションしているため、 chmod -x
するとマジでWindowsの.exeが実行できなくなる など高いエミュレーション精度を誇る。
過去には仮想端末(pty)もどうしようも無い派だったが、これはWindows側にptyが入るなどワークアラウンドが可能になった。
特に何もしなくても動くもの
/dev/clipboard
によるクリップボード処理はMSYSでも使用できる。ちなみに /dev/dsp
もある。(Cygwin の 3.5.0 以降は /dev/mixer
まである https://cygwin.com/pipermail/cygwin-announce/2024-February/011524.html )
man pages (ダメ)
man pageくらい入れても良くない。。?Credential Managerとかに比べれば瑣末な量でしょ。。
標準のディストリビューションには無いもののSDK https://github.com/git-for-windows/git-sdk-64/ にはその辺が収録されているので、適当にcloneして PATH
と MANPATH
を通せば良い。
$ git clone --filter=blob:none https://github.com/git-for-windows/git-sdk-64/
... さすがに PATH
を他所に通してまで使いたいもんではないな。。(MSYSを2つ混ぜると予測不能な振舞いをするので避けたい)