Open3
Mini-XR: Dubois法による赤青メガネでカラー3Dのメモ
論文や、フォトショでの実現法が載っている。
実装としてはステレオフォトメーカー https://stereo.jpn.org/jpn/stphmkr/index.html が著名。日本産のソフトだがDuboisのページにもリンクされている。
3D画像とは
3D画像とは、ここでは2チャンネルの画像を指す。つまり、1つのシーンが 左目用(左チャンネル)の映像と右目用(右チャンネル)の映像の2枚の画像で構成されることになる。
VR HMDでは左目と右目に別々のディスプレイを用意することで直接それぞれのチャンネルの映像を届けているが、それは高くつくので、安価なカラーフィルターだけで 1枚の画像を2枚に分離して 届けたい。
普通に作るとモノクロになる
そもそも、赤青メガネによる3Dは普通モノクロを想定していた。
- 左目(赤フィルタ) = 青モノクロ映像が見える = 青モノクロに左チャンネルの映像を載せる
- 右目(青フィルタ) = 赤モノクロ映像が見える = 赤モノクロに右チャンネルの映像を載せる
左右のチャンネルをモノクロにして、それぞれ赤や青で着色すれば実現できるので非常にお手軽と言える。しかし、 普通の表示デバイスはRGBの3色あって使っていない色があるのはもったいない ので、それらを活用できるように形式化したのがDubois法といえる。
Dubois法
最終的な行列は https://www.site.uottawa.ca/~edubois/anaglyph/LeastSquaresHowToPhotoshop.pdf にある。一旦リニアRGBに戻し、示された行列を左チャンネル、右チャンネルのそれぞれに書けて、再度ガンマを掛ければ絵が得られる。
... これらの行列を出すためにはEOTFと左右のフィルタ特性の2つのデータが必要になる。