Open6
OpenALのヘッダのライセンスを調べる

いろいろ悩んだけどOpenALのサブセットをC-WebGL同様に実装してオーディオエンジンとすることにした。もちろん実際のオーディオエンジンとしてはCRIなりWwiseなりをバックエンドとして使うつもりだけど。。
ただ、OpenALのSDKが割と宙に浮いているという問題がある。
OpenALのSDKはWebで提供されているが、実はEULAではSDKの再配布は禁止されている。
(e) Creative's BBS/FTP/website are the only on-line sites where Licensee may download electronic files containing the Software;

旧SubversionのOpenAL実装
大昔にどっか行ってしまったが、ミラーを作った人が居る。
このリポジトリにはOpenAL実装が4つある。
- Appleの実装。 これはiOSに対応したものがApple自身のOSに今でも含まれている。実装はBSDL、ヘッダはLGPL2。
- Sample実装。 Lisp(Scheme)風のS式を設定ファイルに採用しているのが特徴。LGPL2。
- Soft実装。 現在の https://github.com/kcat/openal-soft 。 LGPL2。
- Windows実装。 Creative自身によるものでEAXがあればエフェクトにも対応している。 LGPL2。
... で、 ヘッダについてはそれぞれの実装で共有している 。で、悪いことにヘッダにはライセンスの宣言が無いのでヘッダのライセンスが何なのかは単純に不明となる。

AppleのOpenAL実装
↑のSubversionのものとほぼ同様。実装はBSDL、ヘッダはLGPL2。全体はLGPL2を採用している。

EmscriptenのOpenAL実装
自前のものを使用している。
経緯は不明だが、まぁコピーは良くない。

MojoAL
Creativeのコピー。

クリーンルームするしかない
... 結局のところ、仕様書を元にクリーンルーム実装するしかないようだ。まぁ大した規模でないのでやれば終わるとは思うが。。