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スペシャリストって組織の中でどういうことが求められるの?

2022/09/04に公開

ということが気になって調べたのでメモです。

参考ページ

スペシャリストとマネージャーのそれぞれの責任の持ち方

  • スペシャリストは、自らのアウトプット(知識、情報)を組織内の同僚に供給することを通して、組織の成果に責任を持つ
  • マネジャーは、組織のメンバーの役割を認識させ、組織の目標に貢献させることを通して、組織の成果に責任を持つ

いずれも持つ責任に差はなく、手段が異なるだけ。

スペシャリストのやるべきこととマネージャーの必要性

スペシャリストのやるべきことは上記の通り「自らのアウトプット(知識、情報)を組織内の同僚に供給すること」だが、これが難しい。

スペシャリストは、自らのアウトプットが他の者のインプットにならないかぎり、成果はあがらない。つまり、自分のアウトプットを使う他の者が、自分の言っていること、行おうとしていることを理解しないといけない。例えば、経営層や顧客が何を考えているか、どう説明すると理解してもらえるか、に向き合う必要がある。

マネージャーはここで必要になる。「自分のアウトプットを他人に理解させないと成果にならないことをスペシャリストに認識させる役割」と「スペシャリストのアウトプットを他の者に供給するための橋渡しとしてコミュニケーションのサポートをする役割」を担う。

スペシャリストのリスク

専門性は、需要の変化が激しいので、ニーズがなくなることや、レッドオーシャン化して市場価値が下がっていくことがあり得る。ただし、抽象度を上げた領域にいけばいくほど、そのナレッジの新規性や総需要の変動の影響を受けにくくなる。

  • React のスペシャリストではなく、TypeScript のスペシャリスト
  • TypeScript のスペシャリストではなく、フロントエンド開発のスペシャリスト
  • フロントエンド開発のスペシャリストではなく、アプリ開発のスペシャリスト

とかなのかもしれない(もっと抽象度を上げるべき?)。ただいきなり抽象度を上げた専門性を持つのは不可能なので徐々に上げていく。

結論

スペシャリストは組織の中で、

  • 自分の専門性を深めつつ、広げる
    • 深める = 80 点を 100 点にする
    • 広げる = 専門性の抽象度を上げる
  • 自分の専門性(知識、情報)をアウトプットする
    • マネージャーのサポートを得つつ、他人に分かりやすい形で伝える

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