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APIの活用事例:おでかけアプリ「MYROOT」でのAPI活用法とは?

2024/11/07に公開

はじめに

グルナビAPIは、日本全国のレストラン情報を提供するAPIで、飲食店情報や口コミ、予約機能を企業向けに提供しています。本記事では、グルナビAPIを利用した具体的な事例として、トヨタが開発したおでかけアプリ「MYROOT」の飲食店情報機能について、その利便性やメリット、活用のポイントを紹介します。

ぐるなびAPIについて

・グルナビAPIは、飲食店の所在地やメニュー、口コミ情報などを企業向けに提供するAPIで、約12万件のレストラン情報を取得することができます。

・利用料金は月額10万円ですが、法人向けに3ヶ月間の無料トライアルが用意されています。

・こうしたAPIは、飲食店情報を必要とするアプリやサービスにとって便利なデータソースとなり、膨大な情報を手軽に取得できる点で企業にとって価値の高いものです。しかし、APIの利用には契約や価格の変動リスクも伴うため、他の代替APIの検討も重要です。


ぐるなびAPIの詳細と流れ

グルナビAPIの機能と料金

・グルナビAPIは、飲食店の基本情報やメニュー、営業時間、所在地などを提供するAPIです。

・例えば、特定の地域で表示範囲を指定し、緯度と経度を入力してリクエストを送信すると、該当エリアの飲食店リストが返却されます。リアルタイムのデータ更新が可能で、飲食店情報を常に最新の状態で取得できるのが特徴です。

・料金設定:グルナビAPIは法人向けで、月額10万円の料金が発生しますが、3ヶ月間の無料トライアルも利用可能です。個人には高額に感じられますが、企業にとっては12万件以上の店舗情報を取得するコストとしてはお得です。


実際のぐるなびAPIの採用の情報


実際のぐるなびAPIの詳細について

活用事例:おでかけアプリ「MYROOT」
・トヨタが提供するおでかけアプリ「MYROOT」では、グルナビAPIを利用して、飲食店情報や口コミ、店舗の所在地を表示しています。
 このアプリは、行きたい場所を地図から探したり、お得なレストランを見つけたりする機能を提供しており、ユーザーが「行きたい」を「行ける」につなげることをサポートしています。

開発効率の向上:自社で飲食店情報を収集・更新するのは非常に手間がかかりますが、グルナビAPIを利用することで、膨大な店舗情報を短期間で実装可能です。また、予約機能もAPIによって実装されているため、開発リソースの節約につながっています。

・追加のビジネス施策:例えばトヨタが自社の車と連携させ、MYROOTアプリ経由で特典を提供するなど、APIを活用したマーケティングの拡張も考えられます。
 例えば、新車購入者向けに「1,000円以下のレストランを月10回まで無料」といった特典を付与することで、顧客の満足度向上と新車の販売促進を同時に狙えます。

MYROOTについて

APIのリスクと代替策

・料金の変動と依存リスク:APIは提供企業の事情により、料金変更やサービス停止のリスクがあります。グルナビAPIも2021年6月まで無料でしたが、その後有料化されました。APIに依存したサービス開発では、こうした変動リスクを避けるため、代替APIの候補を検討することが重要です。

・他の代替APIの検討:グルナビAPI以外にも、食べログやGoogleマップの口コミ機能を活用できる場合があるため、サービスの中核が飲食店情報に依存する場合は複数のAPIの導入を検討するのが望ましいです。また、自社で少しずつデータを収集していくことで、将来的な依存リスクを減らすことも可能です。

まとめ

グルナビAPIは、日本全国の飲食店情報を手軽に取得できるため、開発効率を高め、マーケティング施策にも活用しやすいAPIです。トヨタの「MYROOT」アプリでは、飲食店情報と地図連携を通じてユーザーの利便性を向上させていますが、APIの依存リスクや料金変動には注意が必要です。他のAPIとの併用や自社データの蓄積も視野に入れつつ、グルナビAPIの活用を最大限に活かすことで、より価値のあるサービス提供が可能となります。

また、今回の活用事例以外にも、下記のお知らせの講座にて実際の画面やさらに詳しい解説をしているので、APIの活用方法の発想に困っている方や、さらに活用事例を知りたい、もっとAPIの知識を深めたいという方はチェックしてみてください。

参照サイト
・MYROOTについて 
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000100665.html
・ぐるなびAPI 
URL https://solution.gnavi.co.jp/information/detail/id=951

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