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【初心者向け】APIを学ぶ前に知っておきたい!Webリクエストの基礎とその役割を解説

2024/11/04に公開

Web通信の基礎:リクエストとレスポンス

前回は、Web技術の基礎となるクライアント、ホスト、リクエスト、レスポンスについて学びました。今回は、そのリクエストについてさらに詳しく見ていきましょう。

Webサイトを閲覧する際、ブラウザからサーバーに様々な情報を要求します。この要求のことをリクエストと言います。そして、サーバーから返ってくる情報をレスポンスと言います。

通信プロトコル:リクエストのルールブック

リクエストを送る際、ただ単に「情報をください」と頼むわけではありません。どのような情報を、どのように要求するか、というルールが定められています。このルールを通信プロトコルと言います。

例えば、http://shop.jp/search/itemというURLのうち、
最初のhttpの部分がプロトコルといいます。

代表的な通信プロトコル

・HTTP (HyperText Transfer Protocol):

・Webサイトの表示、APIの利用、ファイルのダウンロードなど、Web上で最も一般的なプロトコルです。

8つのメソッドと呼ばれる機能があり、GET、POST、PUT、DELETEなど、様々なアクションを指定できます。

・HTTPS (HyperText Transfer Protocol Secure):

・HTTPの通信内容を暗号化したもの。HTTP+S(Secure(安全)

・オンラインバンキングなど、セキュリティが求められる場面で使用されます。

・POP (Post Office Protocol):

・メールを受信するためのプロトコル。

・FTP (File Transfer Protocol):

・ファイルを転送するためのプロトコル。

スクショ1 HTTP系.png

代表的なプロトコルのまとめ
このプロトコルのうち、APIとはなにか、API通信についてこれから説明する予定なので、今回はHTTPとHTTPSにおける8つのメソッドについて詳しく説明していきます。

HTTPメソッド:リクエストの種類

HTTPプロトコルには、メソッドと呼ばれる機能があります。その種類は「GET」・「POST」・「PUT」・「DELETE」・「HEAD」・「CONNECT」・「OPTIONS」・「TRACE」の8つがあります。これらによって、リクエストの種類を指定できます。
 今回は、よく使われる代表的な4つのメソッドを紹介します。

・GET:

・データを取得するためのメソッドです。

・例: Webページの表示、特定のデータの検索

URLの末尾にパラメータを追加することで、取得するデータを絞り込むことができます。

・特徴:

・キャッシュ可能

・冪等性(べきとうせい:同じリクエストを複数回行っても結果は同じという意味)

スクショ2 GETメソッドについて.png

GETメソッドについて

・POST:

・サーバーにデータを送信するためのメソッドです。

・例: フォームの送信、ファイルのアップロード

・パラメータはURLではなく、リクエストボディに含めます。

・特徴:

・キャッシュ不可

・冪等でない(同じリクエストを複数回行うと、データが重複して登録される可能性がある)

スクショ3 POSTメソッドについて.png

POSTメソッドについて

・PUT:

・リソースを更新するためのメソッドです。

・例: ファイルの更新、データの修正

・特徴:

・冪等性(べきとうせい:同じリクエストを複数回行っても結果は同じという意味)

スクショ4 PUTメソッドについて.png

PUTメソッドについて

・DELETE:

・リソースを削除するためのメソッドです。

・例: ファイルの削除、データの削除

・特徴:

・冪等性(べきとうせい:同じリクエストを複数回行っても結果は同じという意味)

スクショ5 DELETEメソッドについて.png

DELETEメソッドについて

この中で、APIを学ぶ記事を後に投稿する予定で、GETとPOSTのメソッドが出てくる頻度がかなり高く、GETとPOSTについて後に解説する予定なので覚えておいてください。

まとめ

今回は、Webリクエストの種類と役割について解説しました。特に、HTTPメソッドはAPI開発で頻繁に利用するため、しっかりと理解しておきましょう。

・リクエスト: サーバーに情報を要求すること

・レスポンス: サーバーから返ってくる情報

・通信プロトコル: リクエストのルール

・HTTPメソッド: リクエストの種類(GET, POST, PUT, DELETEなど)

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