【初心者向け】APIを学ぶ前に知っておきたい!Webリクエストの基礎とその役割を解説
Web通信の基礎:リクエストとレスポンス
前回は、Web技術の基礎となるクライアント、ホスト、リクエスト、レスポンスについて学びました。今回は、そのリクエストについてさらに詳しく見ていきましょう。
Webサイトを閲覧する際、ブラウザからサーバーに様々な情報を要求します。この要求のことをリクエストと言います。そして、サーバーから返ってくる情報をレスポンスと言います。
通信プロトコル:リクエストのルールブック
リクエストを送る際、ただ単に「情報をください」と頼むわけではありません。どのような情報を、どのように要求するか、というルールが定められています。このルールを通信プロトコルと言います。
例えば、http://shop.jp/search/itemというURLのうち、
最初のhttpの部分がプロトコルといいます。
代表的な通信プロトコル
・HTTP (HyperText Transfer Protocol):
・Webサイトの表示、APIの利用、ファイルのダウンロードなど、Web上で最も一般的なプロトコルです。
・8つのメソッドと呼ばれる機能があり、GET、POST、PUT、DELETEなど、様々なアクションを指定できます。
・HTTPS (HyperText Transfer Protocol Secure):
・HTTPの通信内容を暗号化したもの。HTTP+S(Secure(安全))
・オンラインバンキングなど、セキュリティが求められる場面で使用されます。
・POP (Post Office Protocol):
・メールを受信するためのプロトコル。
・FTP (File Transfer Protocol):
・ファイルを転送するためのプロトコル。
代表的なプロトコルのまとめ
このプロトコルのうち、APIとはなにか、API通信についてこれから説明する予定なので、今回はHTTPとHTTPSにおける8つのメソッドについて詳しく説明していきます。
HTTPメソッド:リクエストの種類
HTTPプロトコルには、メソッドと呼ばれる機能があります。その種類は「GET」・「POST」・「PUT」・「DELETE」・「HEAD」・「CONNECT」・「OPTIONS」・「TRACE」の8つがあります。これらによって、リクエストの種類を指定できます。
今回は、よく使われる代表的な4つのメソッドを紹介します。
・GET:
・データを取得するためのメソッドです。
・例: Webページの表示、特定のデータの検索
URLの末尾にパラメータを追加することで、取得するデータを絞り込むことができます。
・特徴:
・キャッシュ可能
・冪等性(べきとうせい:同じリクエストを複数回行っても結果は同じという意味)
GETメソッドについて
・POST:
・サーバーにデータを送信するためのメソッドです。
・例: フォームの送信、ファイルのアップロード
・パラメータはURLではなく、リクエストボディに含めます。
・特徴:
・キャッシュ不可
・冪等でない(同じリクエストを複数回行うと、データが重複して登録される可能性がある)
POSTメソッドについて
・PUT:
・リソースを更新するためのメソッドです。
・例: ファイルの更新、データの修正
・特徴:
・冪等性(べきとうせい:同じリクエストを複数回行っても結果は同じという意味)
PUTメソッドについて
・DELETE:
・リソースを削除するためのメソッドです。
・例: ファイルの削除、データの削除
・特徴:
・冪等性(べきとうせい:同じリクエストを複数回行っても結果は同じという意味)
DELETEメソッドについて
この中で、APIを学ぶ記事を後に投稿する予定で、GETとPOSTのメソッドが出てくる頻度がかなり高く、GETとPOSTについて後に解説する予定なので覚えておいてください。
まとめ
今回は、Webリクエストの種類と役割について解説しました。特に、HTTPメソッドはAPI開発で頻繁に利用するため、しっかりと理解しておきましょう。
・リクエスト: サーバーに情報を要求すること
・レスポンス: サーバーから返ってくる情報
・通信プロトコル: リクエストのルール
・HTTPメソッド: リクエストの種類(GET, POST, PUT, DELETEなど)
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