【初心者向け】APIを学ぶ前に知っておきたい!Web技術の専門用語を分かりやすく解説
Webの世界を深く知るためのキーワード
前回は、Web技術がURLを通じて情報をやり取りする仕組みについて説明しました。今回は、その仕組みをより深く理解するために、知っておくと便利な専門用語について解説していきます。
クライアントとホスト:Web通信の主役たち
・クライアント:
・Webサイトを閲覧しているあなたのことです。
・パソコンやスマートフォンなど、Webサービスを利用する側のことを指します。
・クライアントは、サーバーに対して情報を要求します。
・ホスト:
・Webサイトを提供しているサーバーのことです。
・クライアントからの要求に対して、情報を提供します。
・ホストは、クライアントからのリクエストを待ち受け、適切なレスポンスを返します。
PC(クライアント)とサーバー(ホスト)との関係図
リクエストとレスポンス:情報がやり取りされる仕組み
・リクエスト:
・クライアントがサーバーに対して、特定の情報を要求することです。
・例えば、あなたが「https://www.example.com」というURLを入力すると、そのWebページの情報を要求するリクエストがサーバーに送られます。
・レスポンス:
・サーバーがクライアントのリクエストに対して、応答として返す情報(レスポンス)のことです。
・リクエストされた内容に応じて、WebページのHTMLデータ、画像データ、またはエラーメッセージなどが返されます。
必ず返ってくるレスポンス
重要なポイントとして、リクエストを送ると、必ずレスポンスが返ってくるということを覚えておきましょう。
・正常なレスポンス: 要求した情報が正しく見つかり、Webページが表示されます。
・エラーレスポンス: 要求した情報が見つからない場合や、サーバーに問題がある場合など、エラーを示す情報が返されます。例えば、「404 Not Found」は、要求されたページが見つからなかったことを意味します。
例えば、japan.jp/tokyouを表示して!というリクエストをサーバーに送ると、ホスト側でjapan.jp/tokyouのuという誤りがあるため、そのページは存在しないという「404 Not Found」をクライアントにレスポンスが返ってくることとなります。
なので、レスポンスは必ず返ってきますが、ページがきちんと表示されるかどうかは、正しいリクエストができているかによります。
リクエストの内容が誤りのため、エラーレスポンスが返ってくる例
まとめ
今回は、Web技術における基本的な専門用語である「クライアント」「ホスト」「リクエスト」「レスポンス」について解説しました。これらの用語を理解することで、Webの仕組みをより深く理解することができます。
・クライアント: Webサービスを利用する側
・ホスト: Webサービスを提供する側
・リクエスト: クライアントがサーバーに送る要求
・レスポンス: サーバーがクライアントに返す応答
これらの用語は、今後Web技術を学ぶ上で頻繁に出てくるので、しっかりと覚えておきましょう。
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