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📊 3時間ルールによる効率的な開発プロセス設計

2024/12/11に公開

👋 はじめに

エンジニアの1日の時間の使い方について、皆さんはどのように管理されていますか?
本記事では、3時間ルールを活用した効率的な開発プロセスについて解説します。

⚡ なぜ3時間ルールなのか

エンジニアの1日を見つめ直してみましょう。実際の開発に使える時間は意外と限られています:

  • 💻 実開発:6時間
  • 🤝 その他活動:2時間
    • デイリースクラム
    • コードレビュー
    • チャットでのコミュニケーション

この限られた時間を最大限に活用するため、1日を3時間単位で区切ります:

  1. 🌅 朝:デイリー + 1つ目の3時間タスク
  2. 🌞 昼:振り返り + 2つ目の3時間タスク
  3. 🌆 夕:振り返り + 次のタスク計画

例えば1週間タスクの場合:
❌ 5日後に「実は違う方向で作ってました」
❌ 「ここまで作ったけど、次の課題が見えてきました」

3時間タスクの場合:
✅ 3時間後に方向性の確認
✅ 次の3時間で軌道修正可能

3時間ルールの効果

🎯 課題の早期発見

大きなタスクでよく発生する問題:

  • ❌ 進捗が見えづらい(どのタスクが終わっているのか、どこでブロッキングになっているのかPMだけでなくチーム内に共有ができない)
  • ❌ 出来上がったものが期待値でない可能性がありうるかもしれない
  • ❌ 一人の人間が担当することにより、他の人間が参加不能になる
  • ❌ その結果として手戻りコストが大きい

3時間ルールによる解決:

  • ✅ サブタスクによる進捗状況を確認(どこまで何が終わっているかなど)
  • ✅ タスク完了ごとにチェックポイントを設けることで問題点を早期に発見
  • ✅ タスクの抜け漏れ防止

📊 プロジェクト管理の効率化

PMの視点

  • 👀 進捗が可視化される
  • 🔄 並列開発などでリソース配分の最適化が可能
  • ⚠️ リスクを早期検出することでリスクマネジメントが可能

開発チームの視点

  • 🎯 短いスパンの明確なゴールによるモチベーション管理
  • ⚡ パラレル開発によるチーム内の属人化の排除
  • 📝 コードや品質の担保が可能

💡 実践的なタスク設計

エピック:商品管理機能の例

機能要件

  • 📦 商品のCRUD操作
  • 🏷️ カテゴリ管理
  • 📊 在庫管理
  • 🖼️ 画像管理

開発フロー(クリティカルパス)

📝 3時間タスクの具体例

🔌 API実装タスク(3h)

目的: 商品管理APIの実装

Todoリスト:

  1. コア実装(2h)

    • エンドポイント定義
    • ビジネスロジック実装
    • バリデーション実装
    • 単体テスト作成
  2. レビュー準備(1h)

    • APIドキュメント作成
    • テスト結果まとめ
    • PRの作成

🎨 UI実装タスク(3h)

目的: 商品登録画面の実装

Todoリスト:

  1. 画面実装(2h)

    • コンポーネント作成
    • バリデーション実装
    • API連携
  2. レビュー準備(1h)

    • 動作確認
    • PRの作成

全体的な受け入れテストはエピックで定義してテストを実施するものとする
結合試験はQAが行う(エピックや設計内容に基づき)
各サブタスクのテストの責務はエンジニアが実施するものとする

🌟 まとめ

3時間ルールは単なる時間管理ではありません:

  • ⚡ 問題の早期発見
  • 🔄 効率的な並行開発
  • 📈 進捗の可視化
  • 🎯 明確なゴール設定

チームの状況に応じて柔軟にカスタマイズし、開発効率の向上にお役立てください。

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