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効果的な会議の進め方とオンラインチャットで進める棲み分け

2024/12/10に公開

1️⃣ はじめに

現代の業務では、**「会議ばかりで仕事が進まない…」**という状況に陥りがちです。
しかし、オンラインチャットやIssue管理を適切に活用すれば、わざわざ集まらなくても済むケースが多々あります。

一方で、重要な意思決定メンバーのモチベーション管理は、会議や1on1のような直接対話が欠かせない場面も存在します。
本記事では、不要な会議の見分け方チャットとIssueの使い分け1on1の重要性を絵文字付きでわかりやすく整理します。


2️⃣ 不要な会議のアンチパターン

まずは、**「これは削減したほうがいい」**という会議の代表例を押さえましょう。

❌ 2-1. 単なる情報共有だけの会議

  • 読めばわかる資料を全員で「読み合わせ」し、意見交換もないまま散会。
  • ⌛ 結局は時間を浪費して終わることが多い。

❌ 2-2. 結論が出ない会議

  • アジェンダが曖昧で、誰が決定権を持っているかも不明。
  • ❓ 何も決まらず後日また会議を開くハメになりがち。

❌ 2-3. 必要な人が不在 or 不要な人が多すぎる

  • 意思決定者がいない、または「とりあえず全員集合」と安易に呼びすぎる。
  • 🙅‍♂️ 結果として議論が進まないうえに、多数の人が時間を奪われる。

💡 アンチパターンを避けるコツ

  • 「本当に会議が必要か?」「ゴールは何か?」と自問する。
  • 情報共有だけならチャットやIssue活用を優先しよう。

3️⃣ 会議を開くべき場面

逆に、以下のような場面では、会議が大きな効果を発揮します。

🤝 3-1. 複数の意見をすり合わせる場合

  • ブレストや新プロジェクトの方向性検討など、リアルタイムでアイデアを出し合いたいとき。
  • 💬 ライブ感のある議論で発想を広げやすい。

✅ 3-2. 意思決定や稟議承認が必要な場合

  • 一度に複数の関係者の合意を得たいとき。
  • 🏢 エグゼクティブが参加するなら、事前にサマリーを共有して会議時間を短縮。

📖 3-3. ストーリーを深く伝えたい場合

  • UX設計や成果物の背景など、プレゼン形式で共有したい内容がある。
  • 👀 相手の反応を見ながら、補足説明や質疑応答ができる。

💡 会議活用のポイント

  • 目的・議題・ゴールを事前に明確化。
  • 時間管理と少人数参加を意識し、結論やアクションを必ず文書化する。

4️⃣ オンラインチャットとIssue管理を使い分ける

ここからは、会議以外の手段としての「チャット」と「Issue管理」をまとめて解説します。

💬 4-1. チャットが得意なこと

  • 即時性が高いやりとり:ちょっとした質問や進捗報告など。
  • 軽量な情報共有:文章量が少なく、すぐに答えが得られる話題。

📝 4-2. Issueが得意なこと

  • 課題・タスクの追跡:担当者や期限を設定し、ステータスを一元管理できる。
  • オフラインでの合意も可視化:対面や別の会議で決まった事項をIssueに残せば、あとからでも経緯をトレース可能。

🆚 チャット vs Issue 比較表

特徴 チャット Issue管理
主な用途 軽い連絡、即時質問、進捗報告など 課題追跡、タスク管理、要件整理、長期議論の集約
情報の埋もれやすさ 流れやすい(ログが多数) 埋もれにくい(一覧/ラベル管理が可能)
追跡・履歴管理 しにくい(検索が頼り) しやすい(コメントとステータスが一元化)
向いているシチュエーション 短文の問い合わせ・速報性が重要 バグ対応、大きめのプロジェクト管理、仕様検討

💡 使い分けのコツ

  • さっと済ませたい内容はチャット、正式に課題化すべき内容はIssueへ。
  • オフラインで決まったこともIssue化し、履歴を可視化する習慣をつけると情報漏れが防げる。

5️⃣ 1on1ミーティングは削減しない

会議を減らす流れの中でも、1on1だけは削減対象にしないことを強く推奨します。

🤗 5-1. 信頼関係を深める

  • チャットでは拾えない相手のニュアンスや感情を把握できる。
  • 😌 メンバーの悩みやモチベーション低下のサインを早期に察知。

🌱 5-2. キャリアや個人の悩み相談

  • チーム内の人間関係やキャリアプランなど、他の会議では話しづらい話題を扱える。
  • 🎯 1on1を定期的に行うことで、個人の成長と組織のエンゲージメント向上につながる。

💡 1on1と他の手段の違い

  • 会議:チーム単位の意思決定や情報共有
  • チャット/Issue:課題や情報の管理・追跡
  • 1on1:個別ケアと信頼関係構築
  • この3つをバランスよく組み合わせることで、組織のパフォーマンスが大幅に向上する。

6️⃣ 結論・Key Takeaways

  1. ❌ 不要な会議は排除
    • 単なる情報共有、ゴール不明瞭で結論が出ない会議はムダの温床。
  2. ✅ 会議は「意思決定・ストーリー共有」に集中
    • 重要な合意形成やブレスト、エグゼクティブ承認などは会議が効果的。
  3. 💬 + 📝 チャットとIssue管理を併用
    • 軽微なやりとりはチャット、長期的な課題はIssue化して履歴を追いやすく。
    • オフラインで決定したことも忘れずにIssue化して情報を一元管理。
  4. 🤝 1on1ミーティングを削減しない
    • 個人の悩み・キャリア相談の場として貴重。
    • 人間関係やモチベーションのケアは組織全体の成果に直結する。

こうした**「会議・チャット・Issue・1on1」の棲み分け**を徹底すれば、チームの生産性は飛躍的に向上します。会議を無闇に増やすのではなく、必要な場面で最小限・最大の効果を狙うことがポイント。ぜひ参考にしてみてください。


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