🔖

Sendgrid備忘録

2024/12/10に公開

SendGrid備忘録メモ(2024年12月現在)

プラン比較

機能 無料プラン (Free) 有料プラン (Essentials以上)
送信通数上限 1日100通 月ごとの送信通数上限に応じたプラン
固定IPアドレス 利用不可 有料オプションで利用可能
ドメイン認証 利用可能 利用可能
メールテンプレート 利用可能 利用可能
マーケティング機能 宛先情報最大2,000件、1回の送信最大100通まで 無制限
詳細な分析 開封・クリックのみ 開封・クリック、デバイス、ロケーション分析が可能
サポート体制 コミュニティフォーラム、メールサポート 優先サポート(電話サポート等、プランに応じる)
サブユーザー機能 利用不可 利用可能(チーム管理が容易)
スケジュール配信 利用可能 利用可能
API/SMTP連携 利用可能 利用可能
SPF/DKIM設定 利用可能 利用可能
IPウォームアップ 利用不可 利用可能
配信停止管理 利用可能 利用可能

料金プラン目安

プラン名 月額料金(税抜) 月間送信数上限 主な用途 その他特徴
Free ¥0 1日100通 小規模アプリやテスト用 SPF/DKIM設定可、追跡可
Essentials ¥3,000~ 最大50,000通 中小規模アプリ、トランザクションメール 追加通数は従量課金、ブランド認証可
¥5,400~ 最大100,000通 高頻度の通知・認証メール送信 -
Pro ¥14,000~ 最大100,000通 大規模アプリ、複数ドメイン/IP利用 サブユーザ、固定IP可
¥37,500~ 最大300,000通 マーケティングメール、大規模配信 IPウォームアップ可
¥75,000~ 最大700,000通 エンタープライズ向け大量メール -
Enterprise カスタム料金 無制限 特殊要件対応、大規模企業向けカスタマイズ可能環境 専用アカウントマネージャー

ドメイン認証設定のポイント

  • 本番・ステージング環境で実施

    • 本番環境とステージング環境の両方でドメイン認証を行うことで、各環境からのメール送信の信頼性を確保します。
  • SPF、DKIMによる正当性証明

    • スプーフィングやフィッシング対策として、SPF(Sender Policy Framework)とDKIM(DomainKeys Identified Mail)を設定します。
    • これにより、送信元メールアドレスの正当性を受信側に証明できます。
  • 迷惑メール判定の防止

    • ドメイン認証を行わないと、送信したメールが迷惑メールフォルダに振り分けられるリスクが高まります。
    • 認証済みメールは迷惑メールフィルタを通過しやすくなります。
  • DMARCでブランド保護

    • DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)ポリシーを設定し、ブランドの一貫性と信頼性を高めます。
    • 不正利用時にはブロックや報告などの適切な対応が可能です。
  • メール到達率(Deliverability)の向上

    • 認証されたメールは受信者の受信トレイに届く確率が高くなります。
    • バウンスや迷惑メール判定を減らし、送信パフォーマンスを向上させます。

開発時のTips

  • ローカル環境でのGmail認証不可

    • ローカル開発時にGmailを使用した認証は難しいため、代わりにFreeプランを利用します。
  • Freeプランを利用して開発

    • 無料プランで開発を進め、送信通数の制限内でテストを行います。
  • メールが届かない場合の対策

    • テスト中にメールが届かない場合は、迷惑メールフォルダも確認するようにします。

参考情報

  • 公式ドキュメント

  • サポート

    • 有料プランでは優先サポートや電話サポートが利用可能です。

以上、2024年12月現在のSendGridに関する備忘録メモです。最新の情報は公式サイトや公式ドキュメントを参照してください。

Discussion