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エンジニアの調査タスクにはNotebookLMが最高!使い方とメリットまとめ

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みなさんは NotebookLM 使ってますか?

今までなにかの調査をするのに「DeepResearchが一番!」と思い使ってきたのですが、
NotebookLMを初めて使ってみて「NotebookLM、最高じゃん…」となりました。

具体的には、調査系のタスクをする上で下記の点が良かったです!

⭐️ 1度ソースをまとめると、疑問点が浮かんだときに何度も聞ける。

  • DeepResearchだと一度の調査に時間がかかる上、「この観点抜けてたな」と思い尋ねるとさらに時間がかかったりします…。
  • NotebookLMもはじめにソースをまとめる手間はありますが、一度まとめるとスムーズに疑問点を解消できます。
    • 少し前に検索機能も追加され、より手軽にまとめられるようになりました。
    • DeepResearchの結果をソースとして使用するのも良さそうです。(※下部のコメントにて紹介いただきました!)

⭐️ ソースを選べるので、信頼性の高い情報を元に回答をしてくれる。

  • 実際にやり取りをして、めちゃめちゃ精度高いじゃんと感動しました。
  • さらに参考にしたソース元もちゃんと表示してくれるので「本当か?」と思っても安心できます。
  • 公式のものは英語の記事・YouTubeなどが多いので理解に時間がかかるのですが、NotebookLMにポンッと読み込ませて質問すると理解しやすいです。

⭐️ 情報を蓄積したNotebookLMを他の人に展開できる。

  • DeepResearchでも展開はできますが下記の点は不便に思っていました。
    • 必要な情報だけがまとまっているわけではなく、長い文章で「その人が欲しい情報だけをすぐにキャッチアップできる環境」というわけではなかった。
    • まとまっていない部分で疑問点が出てくると、結局調査したエンジニアに聞いてまた調べて…みたいなことになる。
  • しかし、NotebookLMを展開すると「わからないことはここに聞いてね」という感じで一度の調査に留まらず、それ以降も誰でも"NotebookLM博士"と会話して疑問点を解消できます。
    • もし回答できない箇所があれば、あとでその箇所を調査して情報を追加すればまた賢くなると思います。

以上から、一発KOな調査だとDeepResearchで良さそうですが、
結構複雑で疑問点が出てきたりするものはNotebookLMに情報をまとめて繰り返し聞けるような環境を作るのが適しているような気がします。

周りであまりNotebookLM活用の話を聞かず(僕だけかも?)、
この記事では簡単に使い方を説明します!

NotebookLMについて

簡単に情報をまとめます📝

NotebookLMとは

Googleが提供するノート管理・調査支援を行えるAIツールです。
アップロードしたソースをもとに要約や質問ができます。

実際の画面

下記のような画面となっています。
(あとで実際に使用した方法は説明します)

  • 左:ソースのアップロード
  • 真ん中:チャット
  • 右:メモを追加したり、ソースを元にした音声を生成したりできる(執筆時点で音声は英語のみ)

プランについて

NotebookLMは基本的に無料で使用できるので、
有料版のNotebookLM Plusは使用したい方のみで大丈夫かと思います。
(無料版に格納できるソースは1つのNotebookに対して50個まで、
有料版では300個までなど違いはありますが、僕は無料版で充分に感じました)

参考までに公式の画像を載せておきます。(2024/4/12時点)
(詳しくはこちらの公式を参照

ソースの種類について

調べものをするのに困らないくらいソースは色々追加できます!
(mp3をアップして議事録生成とかも良いですね!)

  • ファイル(PDF、txt、Markdown、音声(例: mp3))
  • Googleドキュメント・Googleスライド
  • ウェブサイト
  • YouTube
  • コピーしたテキスト

ソースの注意点について

下記のサイズ上限があるので、一応注意してください!
(詳しくは: NotebookLM ヘルプ

  • ソース1つにつき500,000語まで
  • ローカルからのアップロードの場合は最大200MB
  • ページ数の上限はなし

また、ソースについては無料版でも学習はされなさそうです。
ただし、下記の記載もあるので一応認識しておくと良さそうです!
(詳しくは: NotebookLM でデータを保護する仕組み

個人のGoogleアカウントでログインしてフィードバックを送信していただいた場合、トラブルシューティング、不正使用への対応、改善を目的として、人間のレビュアーがお客様のクエリ、アップロード、モデルの回答を確認することがあります。共有したくない情報は送信されないことをおすすめします。

使い方

自分が最近「パスキー」という技術について調べていたので、
そこで行っていた手順を記載します。

①参考となる情報源を取ってくる

いつも通りパスキーについてググって、
参考になりそうなURLがあったらコピーします。
この時、詳細な情報をみるというよりパッと見で「参考になりそー」と思ったらコピーします。

(AndroidやiOS公式の記事などは良質なのですが見ると時間がかかるので、
こういったものをバッと読み込ませられるのはメリットに思います!)

またAndroid/iOSの英語で解説しているYouTubeもあり、それを読み込ませたりもしました。
自分で見るのは時間がかかるので、ソースとしてまとめられるのは良いですね!
(なぜかiOSのDeveloperドキュメントは読み込めず、一度PDFにしてアップするといけました)

※以下の画像のようにNotebookLMには検索機能があり、
検索したい文言を入力すると良さそうな記事を取得してくれます。

ただ、僕はAndroidやiOSの公式で役立ちそうなものを見てコピーしようと思ったので今回は使いませんでした。

画面左上の「検索」から 調べたいことを入力して 良さそうなものを選択!

②コピーしたURLをNotebookLMに格納

コピーしたURLを下記画像のように追加し、
①と②を往復してNotebookLMに情報を溜め込んでいきます。

画面左上の「追加」から ウェブサイトを選択して URLを貼り付け!

(ここのフローがちょっと面倒ではあります。
もう少しURL格納のステップが少なければ…と思ったり。
40個近いソースを登録したのですが、「まとめればこれからラクになる…」という思いで追加していました😵‍💫)

③(必要であれば)共有する

アカウントのメールアドレスを追加し、
URLをコピーして共有ができます!

※個人のGmailアカウントでは最大50人まで共有可能ですが、
グループアカウントには共有できないようでした。
(詳しくは: ノートブック - NotebookLMヘルプ

画面右上の共有から 共有したいアカウント追加

あとは自由にチャットしてみましょう!🎉

さいごに

NotebookLMについて、
「今まで聞いたことあったけどイマイチ使い所がわからない…」
という状態だったので、個人的に実用的に使えるなぁと思ったことを記事にまとめました!

僕の知識がなさすぎて一般的にみんな使っているのかも…?とも思っており、
既知の情報ばかりだったらすみません!

まだ使い始めなので、「こういう使い方もあるよー!」などあれば教えていただけたら嬉しいです!🙏

※執筆は2025/4/12で、またすぐ情報にアップデートがあるかもですっ!

Discussion

harupongharupong

NotebookLM便利ですよね。AI系ツールのなかでは一番気に入っています。
特に、GeminiにDeep ResearchしてもらったレポートをGoogle Docsにエクスポートして、それをNotebookLMのソースに加えてNotebookLMに解説してもらったり質問できたりするのを重宝してます。

oke331oke331

ありがとうございます!!!
DeepResearchと組み合わせるの良いなと思い、記事冒頭に追記いたしました!🙇‍♂️