【AWS】Snowファミリー まとめ
※本記事は「ジャンルなしオンラインもくもく会 Advent Calendar 2021」の参加記事です。
AWS Snow~について
AWS認定試験の勉強をしていたら、問題文にAWS Snow~というサービス名がいくつか出てきました。
今まで聞いたことも触ったこともなかったので、これを機に調べてみました。
「AWS Snow ファミリー」と呼ばれているらしい
AWS Snow ファミリーは、データセンターの設置が困難な厳しい環境や、ネットワーク接続が不安定な場所でも、お客様のオペレーションを実行可能にする製品です。
AWS Snowcone、AWS Snowball と AWS Snowmobile で構成される Snow ファミリーは、ほとんどのコンピューティング機能が組み込まれた多数の物理デバイスと容量ポイントを提供します。
これらのサービスによって、AWS との間でエクサバイト規模のデータを物理的に転送できるようになります。Snow ファミリーのデバイスは、AWS が所有および管理しており、AWS のセキュリティ、モニタリング、ストレージ管理、コンピューティング機能と統合されています。
物理デバイスを使って、ネットワーク接続が難しい場合でも大量のデータ転送を可能にするサービス、ってことでしょうか。
全部で3種類あるみたいなので、1つずつ見ていきましょう。
- AWS Snowcone
- AWS Snowball
- AWS Snowmobile
AWS Snowcone
大体ティッシュ箱より少し大きいくらいのサイズで持ち運びするのに優れています。
耐久性も高いそうです。
※Snowcone…かき氷🍧
※1TB…1000GB
AWS Snowball
Snowball Edge Storage Optimized
- 100 TB (80 TB 使用可能)
- ローカルストレージや大規模データ転送に最適
- データ転送パフォーマンスを 25% 高速化することができ、テラバイトからペタバイト級のデータ転送処理を行うことができる
Snowball Edge Compute Optimized
- 42 TB (39.5 TB 使用可能)
- 切断された環境における高度な機械学習およびフルモーションビデオ分析などがユースケース
大きさはまあまあ大きいです。気になる方は画像検索してみてください。
AWS Snowmobile
セミトレーラートラックが牽引する長さ14mの輸送コンテナです。
マルチペタバイトまたはEB(エクサバイト)規模のデジタルメディアの移行やデータセンターの停止に最適です。
Snowmobile 1台あたり、100PBまで転送できます。
ちなみに1Gbpsの直接接続回線で100PBのデータを転送すると20年以上かかる可能性があるそうですが、Snowmobileなら数週間で転送できるそうです。
※1PB…1000TB
※1EB…1000PB
まとめ
AWS Snowファミリーとは、専用ハードウェアを使用してAWS上に大量のデータを転送するサービスです。
ちなみに2021年12月現在、全てのSnowファミリーは東京リージョンで使えるみたいです。
公式のページにこんな分かりやすいイラストが載っていました。
誰が見てもAWS Snowmobileはトラック、ということが伝わりますね🚚(?)
個人的にAWSを勉強する場合、利用する機会はないかもしれませんが、試験にも出てくる内容なので覚えておいて損はないかと思います。
それでは⛄
おまけ
Azure、GCP、OCIでは何のサービスになるのか、こちらも調べてみました。
Azure
- Azure Data Box
GCP
- Google Transfer Appliance
OCI
- Oracle Cloud Data Transfer Service
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