【Swift】Gemini APIを使用する
概要
Gemini APIを使用すると下記のようなAIチャットアプリが簡単に作ることができます。
こちらはGitHubにて公開しているのでAPI Keyさえ取得すればすぐに手元にCloneすることで試すことができます。
最短でGeminiを使用する
ここから具体的な手順を元に最短でGeminiを試す方法を紹介します。
手順は以下の通りです。
- API Keyを取得する
- アプリにgenerative-ai-swiftを取り込む
- generative-ai-swiftのAPIを使用してGeminiからのレスポンスを受け取る
1. API Key を取得する
Google AI StudioのGet API KeyからAPI Keyを発行します。
こちらのKeyは後ほど使用するのでどこかに残しておきましょう。
2. アプリにgenerative-ai-swiftを取り込む
Package Managerを利用してgenerative-ai-swiftを取り込んでいきます。
ProjectのPackage Dependenciesからhttps://github.com/google-gemini/generative-ai-swift
を検索するとgenerative-ai-swiftがヒットするのでAddPackage
で追加します。
3. generative-ai-swiftのAPIを使用してGeminiからのレスポンスを受け取る
あとは適当なファイルを作ってGoogleGenerativeAI
をインポートするとGeminiと通信するAPIを使用することができるので、このAPIを使ってGeminiからのレスポンスを受け取ります。
最短に試したい場合は、modelのインスタンスを作って、generateContentを叩くだけです。
let model = GenerativeModel(name: "gemini-1.5-flash", apiKey: "API_KEY")
let prompt = "ここに入力したpromptを記載する"
let response = try await model.generateContent(prompt)
if let text = response.text {
print(text)
}
たったこれだけでGeminiを使用することができます。
使ってみた感想
OpenAIなどではクレジットの登録や、課金していないと使用できないものもありますが、Geminiに関しては無料で即API Keyを発行することができるので簡単にAIをアプリに注入してみたい!や、とりあえず一度使ってみたい場合はとてもいい選択肢だと思いました。
またText to Textだけでなく、Image to Textや2.0では今後Image出力だけでなく、音声の入出力も対応するようなので非常に楽しみです。
その他にもChat(マルチターンの会話を構築する)やStreaming(ストリーミングを使用してより高速にやり取りする)も使用できるので気になる方は下記の参考一覧のスタートガイドより参考にして試してみてください。
もちろん以下のSamplerでも検証できるのでとりあえず触ってみたいという方はAPI Keyを取得して、ビルドしていただければ試すことができます。
参考一覧
- GoogleのGemini API のスタートガイド
- generative-ai-swift
- Google AI Studio
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