DX : Dietによる身体Transformation
企業変革の前に、自分の身体を変革できるか、試してみる。
一般的に、DXと呼ばれる類のものは下記のように計画、実行されるらしい。
同じようにやれば、失われた10年で悪化し続けてきた身体を変革できるだろうか。
・ゴール、目的あるいはビジョン(ありたい姿)の設定
・現状分析、問題の抽出
・ありたい姿を実現するためのロードマップ策定
・KPIの設定、見える化
・打ち手の実行(まずはQuick winできる領域から)
ありたい姿(身体)の設定
そもそもどうなりたいか、をまずは考えてみる。
なぜダイエットしようと思ったのか、それは妻と娘たちからデブすぎてガチで心配される現状を変えたいから。3、4年前まではまだ、デブ呼ばわりされつつも微笑ましい感じが残っていたが、ここ数年の健康診断データの悪化から、私のデブ促進行動に対して高い強制力を伴う抑止行動が加えられるようになった。具体的にはラーメンのスープ飲み干し、煮卵トッピングなどの禁止などである。好きなものを制限されるのは結構つらい。
したがって、ありたい姿のFirst stepは、家族を心配にさせない健康体になること、である。
これをゴールではなくFisrt stepとしたのは、健康体という言葉にはプラスの要素が小さいからだ。あくまでマイナスではない、という程度。企業であれば、赤字からブレイクイーブンポイントに到達した、という程度であり、ありたい姿というには物足りない。本当にありたい姿に至るまでのマイルストーンと位置付けた方がよい。
では、私が本当にありたいと思う姿はどんなものか。
企業であれば、一度企業理念に立ち戻ったうえでありたい姿を定義していくことも多いようだが、私個人には明文化された理念などない。ここは直感的に、自分からも家族からも、格好いいと思われているとしておく。
身体の観点にとどまらず、自分はこんな人生を生きたい、あるいは人生を通じてこんな人でありたい、と言語化されたものが企業理念に相当する部分と思う。それを前提として、じゃあそれを実現するための私の身体とはこうあるべきだよね、というのが腹落ちしやすい展開ではあるが、ここはFirst stepを目指して行動しながら再考したい。
現状分析
さて、ありたい姿のFirst stepを定義した。
次に、現状がどれほどそこから乖離があるか、を定量分析していく。
健康体の定義には様々あるが、年1回の健康診断の結果を参照することがまずはよさそうだ。
最新の健康診断でお医者様からご指導いただいた項目は以下のとおり。
・BMI、腹囲、総コレステロール、LDLコレステロール、Non-HDLコレステロール、肝機能ALT、脂肪肝、逆流性食道炎
これらが全て正常値に改善すれば、健康体になったと言ってよいだろう。
現状分析では、問題の構造を把握する必要がある。すなわち、BMIやコレステロール、肝機能など私が健康体になるのを阻んでいる要素は、互いに独立しているのか否か。それぞれが悪化していくとしたら、どのようなメカニズムが作用しているのか。また、現実的にそれぞれの指標を悪化させた行動はどのような理由から実行されたのか。それらを5 whyのようにしっかり掘り下げることで、真の原因にたどり着く。