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🧩 Pythonの代表的なフレームワーク
📝 はじめに
Pythonは「書きやすく、読みやすい」言語として人気があり、多様な分野で利用されています。その中でも、開発を効率化し、保守性の高いアプリケーションを作るために欠かせないのが「フレームワーク」です。
この記事では、Pythonの主要なフレームワークをカテゴリ別に紹介し、それぞれの特徴や用途、選び方を解説します。
🔹 Web開発フレームワーク
✅ Django
- フルスタックWebフレームワーク
- 認証、管理画面、ORM、テンプレートなどが最初から搭載
- 大規模なWebアプリケーションに向いている
📌 こんな人におすすめ:ブログやSNSのような本格的なWebサービスを作りたい人
✅ Flask
- 軽量なマイクロフレームワーク
- 必要な機能を自分で選んで組み立てる
- 学習コストが低く、APIサーバや小規模サイトに適している
📌 こんな人におすすめ:最小構成でWebアプリを始めたい、APIサーバを作りたい
✅ FastAPI
- 高速なWeb APIフレームワーク(非同期処理に対応)
- 自動ドキュメント生成(Swagger)あり
- Pydanticによる型チェックが可能でモダン
📌 こんな人におすすめ:高性能で堅牢なAPIバックエンドを作りたい
🔹 機械学習 / データ分析向けフレームワーク
✅ scikit-learn
- 教師あり/なし学習のモデルが豊富
- データ前処理や評価指標なども標準対応
✅ TensorFlow / Keras
- Google発の深層学習ライブラリ
- モデル構築・学習・デプロイまで一貫してサポート
✅ PyTorch
- Facebook発のDLフレームワーク
- 柔軟な記述が可能で研究用途に人気
📌 共通して:機械学習モデルの作成、学習、検証に必須
🔹 GUIアプリ開発フレームワーク
✅ Tkinter
- Python標準のGUIフレームワーク
- 小規模なデスクトップアプリに最適
✅ PyQt / PySide
- 高機能・デザイン性に優れる
- クロスプラットフォームで商用利用も可能
📌 GUIアプリを作ってみたい人におすすめ
🔹 テスト・自動化・Webスクレイピング
✅ pytest(テスト)
- シンプルにテストが書ける
- 拡張性・プラグインも豊富
✅ Scrapy(スクレイピング)
- 非同期クロールとデータ収集に強い
- HTML解析、保存、リトライなどの機能が一体化
📌 データ取得の自動化やE2Eテストに使える
🎯 フレームワークの選び方まとめ
目的 | フレームワーク |
---|---|
本格Webサイト | Django |
軽量Web API | Flask / FastAPI |
機械学習 | scikit-learn / PyTorch |
GUIアプリ | Tkinter / PyQt |
スクレイピング | Scrapy |
🚀 おわりに
Pythonのフレームワークは数多く存在し、それぞれに異なる特徴と強みがあります。Web開発、機械学習、デスクトップアプリ、スクレイピングなど、用途に応じた適切なフレームワークを選ぶことが、効率的かつ品質の高い開発につながります。
自分が取り組みたいプロジェクトの規模や方向性を考えながら、最適なフレームワークを見つけてみてください。また、複数のフレームワークを比較しながら学習することで、より柔軟で深い知識を身につけることができます。
株式会社ONE WEDGE
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