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PHPを使ったウェブサイトの作り方
PHPを使ったウェブサイトの作り方を簡潔に説明します. よく勘違いしている人がいますが, PHPのウェブサイトを制作する段階ではレンタルサーバーを契約する必要はありません. 開発や表示は自身のパソコン上で行えます. 完成後に外部に公開したい方はさくらサーバーなどを契約しましょう.
手順
-
XAMPPをインストールします. 適切なものをダウンロードしてインストールしてください. 全てデフォルトの設定通りで大丈夫です.
- PHPのパスを通します. Windowsのデフォルト設定では
C:\xampp\php
にphp.exeがあるはずです.
- ターミナルを再起動して,
php -v
を入力し, パスが通っているか確認してください.
- 適当なディレクトリに下記コードをindex.phpというファイル名で保存します. 今回はデスクトップにしました. このように, HTMLの中に
<?php echo "Hello World! by PHP"; ?>
のようにPHPのコードを埋め込んで使います.
index.php
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width,initial-scale=1">
<title>Hello PHP</title>
</head>
<body>
<p> Hello World! by HTML </p>
<p> <?php echo "Hello World! by PHP"; ?> </p>
</body>
</html>
- ターミナルを起動し, 先ほどindex.phpを作成したディレクトリに移動して
php -S localhost:8000
を実行するとローカルサーバーを立てられます.
- ブラウザで http://localhost:8000/ にアクセスすると, index.phpが表示されます.
- PHPはHeaderやFooterなど共通のパーツをファイルとして読み込むために使うことも多いです. ここではフッターを共通パーツとして作りましょう.
footer.php
<footer>
© 2022 <a href="https://github.com/ohno">Shuhei Ohno</a>
</footer>
- 先ほどのindex.phpに
<?php include './footer.php';?>
を追記することで, このfooter.phpを埋め込むことができます.
index.php
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width,initial-scale=1">
<title>Hello PHP</title>
</head>
<body>
<p> Hello World! by HTML </p>
<p> <?php echo "Hello World! by PHP"; ?> </p>
+ <?php include './footer.php';?>
</body>
</html>
- ブラウザをF5キーを押すなどして更新すると, 追記されます.
おわりに
このように, PHPでウェブサイトを作るといっても, 90%以上がHTMLです. まずはHTMLを極めてください. 実際の開発フローでも,
- まずはHTML・CSS・JSだけでページを作る.
- この時点でBasic認証をかけたテスト用サーバーにアップロードする
- URLとパスワードをクライアントに送り, デザインや表示等を確認してもらう.
- OKが得られてから, 必要な個所だけPHPに置き換えて完成させる.
ということが多いです. WordPressの案件も同様です.
今回のファイル類はこちらのリポジトリに置いておきました.
下記のリンク集も役に立つと思います.
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